【今週のコメント】
週の初めは雨は降りましたが、やはり暑い毎日でした。すでに梅雨明けをした地域もありますが、近畿地方は、例年のように祇園祭が終わってからになるでしょうか?
新聞にも載っていましたが、手足口病の多さは異常です。2003年が非常に多い年だったのですが、当院のホームページ作成前で、1週間にどのくらいの患者さんが来られていたか記憶にありませんが、20名を超えては無かったように思います。熱が出る方が殆どなので、受診される頻度も高くなるのでしょうが、他の事で受診されて、手足の発疹を見つけ、昨日熱無かった?と聞くと、出ていましたけど元気だったし、気にしていませんでした…、で、見ると口内炎もあるんだけど小さいし、痛くもないし、というパターンもありました。高熱で受診される方が非常に多くなっています。口内炎が見られ、ヘルパンギーナと診断できる例も多かったですが、水疱はないし、手足にも発疹がないし、どちらにも入れられない、という方は上に報告した以外にまだまだ沢山おられました。結局どちらかに分類されるのでしょうが、こういう例は全て夏風邪、という事になりますね。熱が下がらず、採血をした方も増えてきましたが、結果の悪い方は幸いありませんでした。非常にぐったりされている方も少なく、全体に元気だけど、熱が続く…という方の方が多かったでした。感染性胃腸炎は今週はこの時期にしては目立ちました。高熱が出てから嘔吐、軟便と、夏風邪かどちらか判断し難いものもあるのですが、これは数字にはあげていません。他には伝染性紅斑、咽頭結膜熱、おたふくかぜ、みずぼうそう、溶蓮菌感染症、突発性発疹と数の少ないものも含めて、非常に報告する感染症の種類の多い1週間でした。
お泊り保育がある時期で、夏風邪が多いので、行く前に熱が出たり、行ってすぐ高熱が出てお呼び出し、帰ってきたら熱があったり…と、その後にまたうつって熱が出る人が多いのだろうな〜と思っていますが、夏風邪で高熱だけの場合は、すぐ受診せずとも、寝ていれば下がる事が多いので、熱に気がついてもこの週末は静かに過ごして下さいね。
■今週のトピックス<腸管出血性大腸菌感染症EHEC(O104)>
ヨーロッパの事で、余り大きな話題にはなりませんでしたが、丁度日本で焼き肉チェーン店での食中毒問題が起こったころに発生していました。原因が分かったようですので少しこの事に触れてみたいと思います。
いまヨーロッパで流行しているものは、血便を伴う下痢を起こし、死亡率も非常に高いものです(溶血性尿毒症症候群(HUS))重症になると腎不全、貧血、痙攣や意識障害が起こり、さらに死亡率が高まるとても危険な大腸菌です。
こちらをご覧ください。
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