咽頭結膜熱(プール熱)

プールでの感染もある為、プール熱の別名があります。

[原因]
アデノウイルスの3型によるものが中心です。他に4型、7型、11型など。

[症状]
感染してから5〜7日の潜伏期間を経て、急に38〜39度前後の高熱がでます。のどの痛みに加え、結膜炎を起こし眼球充血、目やにがみられ、4〜5日続き、普通は1週間ほどで回復します。 5歳以下の幼児が主に感染し、普通は学童までが多いです。

[治療]
対症療法のみです。

[流行状況]
年間を通して見られますが、例年6月ごろから増え始めます。プールの水で目や口から感染することもありますが、飛沫感染が中心です。又目ヤニも感染源になりますのでタオルを共用すると感染します。熱が下がって結膜炎の症状が治まっても、便からは1ヶ月間もウイルスが検出されることもあります。感染力は弱まっていますが、手洗いは充分するようにして下さい。


他の代表的な夏風邪のヘルパンギーナや手足口病に比べると高熱が続き、重いですね。みずぼうそう等よりも感染力は弱いのですが、クラス内で流行する事もありますので、手洗い、シャワーといった予防に努めるようにして下さい。

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