ヘルパンギーナ

[原因] コクサッキーA2,4,5,6,8,10,16,22ウイルス、まれにB群、エコーウイルスによって起こります。いわゆる夏風邪の一つで、主に乳幼児が発症します。まれなタイプが流行の原因になると小学生でも流行します。原因になるウイルスが多いので、夏になったら毎年かかる!という人もいるでしょう・・。

[症状] 潜伏期間は3〜7日、突然の高熱が1〜3日続き、口腔の軟口蓋に水泡ができて潰瘍を形成したりするので、口内痛があり解熱後も強い痛みが残ります。 極まれに髄膜炎を起こすことがあります。

[治療] 治療薬は無く、自然治癒する病気ですが、痛みが強いときには、特に乳幼児の場合は水分も取れなくなることがありますので、鎮痛剤が必要になります。中には脱水のために点滴をしないといけないこともありますので、ぐったりしているようでしたら、受診してください。

[感染期間] 症状の出る1日前から、解熱後数日です。口内痛がおさまれば、集団生活は出来ます。

 夏風邪のウイルスはどれもよく症状が似ています。ウイルスの増える場所が腸管内ですので、症状が治まった後も便には出てくるようですが、感染力は弱まっています。便の扱いに注意はしてください。

 

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