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山内医院では、厚生労働省感染症サーベイランスを1週間単位で実施し、保健所に報告しています。そのデータをもとに、分かりやすく加工し直したのが、このページです。いまこの地域ではどんな病気が流行っているのか、感染防止の目安にして下さい。 |
■= 10 ■= 1 |
2024年12月2日〜12月8日
(第49週) |
6
ヶ
月
迄 |
12
ヶ
月
迄 |
1
歳 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10
14 |
15
19 |
20
歳
以
上 |
合
計 |
咽頭結膜熱
(プール熱)
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0 |
A郡溶血性連鎖球菌感染症
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1
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3
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1
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1
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6
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感染性胃腸炎 |
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1
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3
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1
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1
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3
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3
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1
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2
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1
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水痘 |
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0 |
手足口病
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0 |
伝染性紅斑(リンゴ病)
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1
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1
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1
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3
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突発性発疹
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0 |
百日咳
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0 |
風疹
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0 |
ヘルパンギーナ
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0 |
麻疹
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0 |
流行性耳下腺炎
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0 |
RSウイルス感染症 |
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0 |
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【今週のコメント】
週末は寒くなりました。遅かった紅葉は今もまだきれいな色を見せてくれるところもありますが、葉はたくさん散って、道は落ち葉の絨毯になっています。
インフルエンザは増えています。先週からは微増といった程度です。年齢の小さい方から始まっていたりもしますが、今年は家族内感染が多いような気がします。兄弟さんにうつり、お母さんにうつりといった状況で広がっています。すべてA型です。国内のインフルエンザウイルスの検出状況では、直近5週間(2024年第44週〜2024年第48週)で、AH1pdm09が42件(93%)、AH3亜型が3件(7%)の順でB型は1例もありません。前日に熱がでて、翌日の朝もまだ高熱が出ている、という方はほぼインフルエンザが陽性になります。前日にでても翌日には微熱程度になっている、という方はあまり陽性にはなりません。その後夜に上がってを繰り返し、咳も出てきて、マイコプラズマなのかもしれません。当院では検査をしてもなかなか陽性になってくれませんが。
寒くなってきたので、感染性胃腸炎はさすがに増えてきました。保育園でも流行っています、というところがあり、家族内感染もありました。年齢の大きいお子さんは腹痛、嘔気といったすっきりしない症状が長引いている方もおられました。
あちこちで聞かれるように伝染性紅斑が増えてきています。寒い日には、手足が冷たくなり、大理石模様になってしまったりするので、少しわかりにくい場合もありますが。そういえば、少し前に兄弟の頬が赤かったでした、と言われる方も。お母さん方は過去に罹っています、という方が比較的多いので、安心です。
今週はCOVID-19は一人もありませんでした。が、京都府感染症情報センターの報告を見ていますと、昨年の1週遅れの状態で増えてきているようです。ぼちぼち冬期の流行が始まりそうです。学校が休みになるといったん感染者が減ってくるインフルエンザとは違って、冬休みになるといろんなところに移動したりで、これからが増えてくるのでしょうね。暑い時期と寒い時期と両方が好きなウイルスは、なかなかないです。とはいえ冬に多かったRSウイルス感染症も最近は夏場に多くなったりしているので、環境がずいぶん変わってしまったのかもしれません。
さて、やっと冬の到来です。これからはずっと寒い日が続きます。最高気温9度、最低気温1度の予想が目に入ってきます。お子さんたちは風の子。暖かいジャケットの下は半そでだったりしてびっくりします! |