山内医院では、厚生労働省感染症サーベイランスを1週間単位で実施し、保健所に報告しています。そのデータをもとに、分かりやすく加工し直したのが、このページです。いまこの地域ではどんな病気が流行っているのか、感染防止の目安にして下さい。
■= 10 ■= 1
2009年6月22日〜2009年6月28日

(第26週)
6


12


1
2 3 4 5 6 7 8 9 10

14
15

19
20



咽頭結膜熱 (プール熱)
            0
A郡溶血性連鎖球菌感染症
                      1
    1
感染性胃腸炎     2

1
      1
  2

      4



10
水痘   2

    2

                  4



手足口病
                            0
伝染性紅斑(リンゴ病)
                            0
突発性発疹
                            0
百日咳
                            0
風疹
                            0
ヘルパンギーナ
                            0
麻疹
                            0
流行性耳下腺炎
          1
                1
RSウイルス感染症                             0

インフル エンザ 6


12


1
2

3

4 5 6 7 8 9 10

14
15

19

合計
0
                         
0
20

29
30

39
40

49
50

59
60

69
70

79
80


           
                          0

【今週のコメント】
  今週始めは夜や朝方に大雨が降ったり、日中は曇りがちでやっぱり梅雨だな・・・と思ったのですが、中ごろより昼の気温がぐんぐんと上がり、真夏日を記録した日もありました。暑い、暑いを連発する日々になりました。やはり今年も雨の少ない梅雨です。
  今週は報告する病気の数が少ないです。感染性胃腸炎は子どもさんが非常に少なかったですね。溶連菌感染症も1例のみです。みずぼうそうは多いわけではありませんが、他があまり無いので少し目立ちました。暑くなってきたので、来院されるのは、汗疹であったり、とびひであったり、虫刺されであったりと、皮膚のトラブルで来られる方が非常にふえてきました。が、暑くなってきたのに、ずっと言い続けていますが、手足口病ヘルパンギーナがありません。手足口病は保育所のクラスで流行っている、と言われた方もありましたが、まだ当院では見ていません。非常に少なかった2004年よりも少ないです。そしてヘルパンギーナに至っては、過去に全くこんな少ない年は無かったです。いったい何が原因なのかはよく分かりません。6月上旬に気温の低い時があったからでしょうか?インフルエンザが6月という暑い時期にまだ見られる、というのと全く逆の現象ですね・・・。
  学校では殆どのところでプール学習が始まりました。日中は気温があがるので、あまり寒くは無いでしょうね?朝晩少し蒸し暑い日もありましたが、まだ、肌寒いと感じる方が多いです。もう7月になるのですが・・・。岬の家の野外学習もあります。水に入るときは体調に充分気をつけてください。

■今週のトピックス<口腔アレルギー症候群>
  口腔アレルギー症候群とは、口の中やのどの粘膜に起こるアレルギー反応です。 野菜やフルーツなどの食べ物を食べると、15分以内に、唇の腫れ、舌やのどに痛み・かゆみ・不快感を感じ、時に、舌・のどの腫れを起こす病気です。花粉症との関連が言われ、近年増えてきています。

[症状]
果物や野菜を口にしたあと、15〜30分ほどで症状があらわれます。始めはくちびるのかゆみや腫れ、口周囲のじんましんや口の中の違和感などを訴えますが、腹痛、嘔吐(おうと)、下痢などの消化器症状や、せき、鼻汁、たんのからみなどの症状が出ることもあります。重症になると、全身のじんましんやぜんそく発作がおこったり、のどが塞がって呼吸困難になるなど、生命にかかわることもありえるので注意が必要です。原因となる食べ物が口腔粘膜に直接接触することで生じるアレルギー反応と考えられています。

[原因]
バラ科の果物(リンゴ、モモ、ナシ、イチゴ、サクランボ)、ウリ科の植物(メロン、スイカ)、バナナ、ジャガイモなどがあります。これらの原因食品は花粉症の原因花粉類と交差抗原性(こうさこうげんせい)(アレルギーの原因となる物質が共通して含まれていること)があることが知られており、そのために花粉症の患者さんで症状がみられることが多いと考えられています。共通抗原(原因物質)があるとされていますが、花粉症があれば必ず食べ物アレルギーが在る訳ではありません。逆もあります。花粉症で最も多いのはスギ花粉によるものですが、この病気はスギ花粉症の人には比較的少ないです。スギ花粉に似たタンパク構造の食物が少ないためです。
なお、果物のアレルギーがある人の場合、ゴム(ラテックス)にもアレルギーを起こす場合があり、職業上ゴム手袋を用いる場合などでは注意が必要と考えられます。
小児では、多食することで、果物にアレルギーを起こす可能性が考えられています。

[予防・治療]
口腔アレルギー症候群は1990年代ころから報告が増えはじめ、近年増加しています。まだ未解明のことも多く、効果的な予防・治療はまだ確立していません。現状では、原因が明らかな果物や野菜は控えること、もしも食べる場合は加熱調理すること、また口にして違和感を感じたときはすぐに出してうがいをし、その食物は食べないように心がけましょう。
とくに花粉症の人では注意が必要で、異常があった果物や野菜の仲間は頭に入れておくことが望まれます。例えばリンゴを食べて反応があった人は、同じバラ科のモモやナシ、サクランボなどでも反応を認めることがあります。これらの果物はデザートやサラダ、生菓子、生ジュースなどによく用いられますから、外食時には注意してください。


  この疾患は私も20年前の開業当時は知りませんでした。小学校3〜4年くらいのお子さんで、そういう訴えの方がありましたが、あまり聞いたことありませんね〜とか、答えていました。ここ10年くらい前から注目されだしたようですね。殆どが軽症ですむので心配要らないようですが、症状の起きる食べ物は食べないようにしてください。

● リンク
京都市衛生公害研究所 国立感染症研究所感染症情報センター

 

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