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山内医院では、厚生労働省感染症サーベイランスを1週間単位で実施し、保健所に報告しています。そのデータをもとに、分かりやすく加工し直したのが、このページです。いまこの地域ではどんな病気が流行っているのか、感染防止の目安にして下さい。 |
■= 10 ■= 1 |
2025年7月14日〜7月20日
(第29週) |
6
ヶ
月
迄 |
12
ヶ
月
迄 |
1
歳 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10

14 |
15
19 |
20
歳
以
上 |
合
計 |
咽頭結膜熱
(プール熱)
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1
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1
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A郡溶血性連鎖球菌感染症
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1
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1
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感染性胃腸炎 |
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1
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1
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1
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1
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1
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2
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1
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9
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水痘 |
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0 |
手足口病
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0 |
伝染性紅斑(リンゴ病)
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1
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1
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突発性発疹
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0 |
百日咳
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0 |
風疹
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0 |
ヘルパンギーナ
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1
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4
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5
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麻疹
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0 |
流行性耳下腺炎
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0 |
RSウイルス感染症 |
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0 |
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【今週のコメント】
夏休みになりました。そしてそれを待っていたかのように蝉が鳴きだしました。今年は早くから暑かったので、生き物たちもどうなることだろうかとちょっと心配していたのですが、蝉の声で今年も夏休みが始まったことを実感したのでした。
感染性胃腸炎は10人以下になりました。いつも暑い時期は少なくなりますね。基本的に感染力の強いタイプのものはありません。やはり年齢の小さいお子さんは下痢のみ。少し治りにくいような印象ではありますが、食欲が落ちてしんどいような方は少ないでした。
次に多いのがヘルパンギーナでした。2年に一度の流行の年です。流行っています、という保育園が結構あります。口内炎はあまり強くなく、水疱がつぶれて非常に痛いというお子さんは幸い少ないです。保育園で手足口病が出ていて、手足に湿疹がある、といって来られる方はありますが、手足の湿疹は全く典型ではなく、口内炎もないお子さんがほとんど。今年は手足口病は流行しない年なので、報告数も非常に少ないです。逆にヘルパンギーナが流行っていると言われていない保育園では、高熱で来られたお子さんののどを診ても口内炎はないので、普通の夏風邪のようです。
咽頭結膜熱は夏に少し多くなるのですが、結膜炎があって高熱のあるお子さんを診たのは今年初めてかもしれません。コロナ後の2年前の冬にとても多かったのですが、その後は今までと同じくらいの数のようです。
先週感染者があったので、1昨年、昨年のように夏の感染が始まったかと思ったのですが、COVID-19の報告数はあまり増えてこないようです。症状も軽くなっているし、検査をすることも減っているのかもしれません。今後はどうなるでしょうか。
急性呼吸器感染症は男性31名、女性26名と、受診者が少ないように感じるのですが、あまり変わりません。咳や鼻水は少なく、のどの所見のみの方も含まれるのでそんなに数の変化がないのかもです。1〜4歳が25名、5〜9歳は9名、10〜14歳が15名とこの年代が多いのでした。15〜19歳で4名ありました。
夏休みが始まったので、あまり関係なないかもですが、早速日月は連休になります。夏休みが始まる前から、受診される方はあまり多くない、という印象でしたので、体温超えの気温が戻ってきて、今後受診される方はどうなるでしょうか?
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