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山内医院では、厚生労働省感染症サーベイランスを1週間単位で実施し、保健所に報告しています。そのデータをもとに、分かりやすく加工し直したのが、このページです。いまこの地域ではどんな病気が流行っているのか、感染防止の目安にして下さい。 |
■= 10 ■= 1 |
2023年5月29日〜6月4日
(第22週) |
6
ヶ
月
迄 |
12
ヶ
月
迄 |
1
歳 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10

14 |
15
19 |
20
歳
以
上 |
合
計 |
咽頭結膜熱
(プール熱)
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1
■ |
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1
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1
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3
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A郡溶血性連鎖球菌感染症
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1
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1
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1
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1
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1
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5
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感染性胃腸炎 |
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1
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3
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4
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1
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2
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1
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3
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1
■ |
2
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水痘 |
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0 |
手足口病
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0 |
伝染性紅斑(リンゴ病)
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0 |
突発性発疹
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1
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1
■ |
百日咳
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0 |
風疹
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0 |
ヘルパンギーナ
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1
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1
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麻疹
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0 |
流行性耳下腺炎
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0 |
RSウイルス感染症 |
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0 |
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【今週のコメント】
6月になりました。台風に梅雨前線が刺激されて、平年より8日、昨年よりは16日早い梅雨入りとなりました。雨の日は気温が低かったのですが、週末は晴れてまた暑くなりました。 感染性胃腸炎はまだまだ多いです。今の時期に家族内に広がって大人の方も感染したり、幼児さん達は突然の嘔吐から始まって半日はしんどい症状が続き、便は下痢ではないというお子さんがおられたり、保育園で急に嘔吐して帰った子が数人と、ノロウイルス胃腸炎かもという例がありました。冬に流行る病気が今増えているというのは全国的に見られているようです。
次に多かったのは溶連菌感染症でした。先週は少なかったのですが、やはり多い傾向ではあるようです。典型的な咽頭所見はなくても、咽頭痛の強いお子さんは陽性になっていました。中学生の陽性者もありました。抗生物質はやはり処方はしました。
冬でもみられることはありますが、夏に増えてくる咽頭結膜熱は、家族内感染で大人の方も発症しました。熱の続く期間はお子さんもあまり長くはありませんでした。 ヘルパンギーナが気温が上がると報告されだしており、当院でも1例みられました。この咽頭所見のあるお子さんを診れば、いつも言っていますが、夏が来たんだな、と思います。夏風邪の代表疾患です。今年はまだ手足口病は出ていないようです。 COVID-19は大人の方。子どもさんから保護者に感染しました。最近の陽性者はほとんどが年齢の大きい方です。小さいお子さんの集団から陽性者が出ることはありません。定点報告が始まってからは、第21週は、第20週よりは報告数は減っていました。
最近はインフルエンザは少なくなっているのですが、京都市の第21週ではまだ1.62と横ばいで、近くの保育園であるインフルエンザが出ています、というところもありますね。
明日は1日晴れて気温がさらに上がるようですが、その後は梅雨の影響か曇り〜雨予報の日々が続いています。が6月になるともうプール学習が始まるということで、蒸し暑い日もあるのですが、水はまだ冷たいでしょうね。 |