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山内医院では、厚生労働省感染症サーベイランスを1週間単位で実施し、保健所に報告しています。そのデータをもとに、分かりやすく加工し直したのが、このページです。いまこの地域ではどんな病気が流行っているのか、感染防止の目安にして下さい。 |
■= 10 ■= 1 |
2024年11月11日〜11月17日
(第46週) |
6
ヶ
月
迄 |
12
ヶ
月
迄 |
1
歳 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10

14 |
15
19 |
20
歳
以
上 |
合
計 |
咽頭結膜熱
(プール熱)
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0 |
A郡溶血性連鎖球菌感染症
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1
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2
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2
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5
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感染性胃腸炎 |
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2
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1
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3
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1
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2
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2
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1
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2
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1
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1
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水痘 |
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0 |
手足口病
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0 |
伝染性紅斑(リンゴ病)
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0 |
突発性発疹
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0 |
百日咳
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0 |
風疹
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0 |
ヘルパンギーナ
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0 |
麻疹
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0 |
流行性耳下腺炎
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0 |
RSウイルス感染症 |
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0 |
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【今週のコメント】
週の半ばだけは天気が良くて、あとはすっきりしない日々でした。少しずつ気温が下がって(まだ昼の最高気温は20度超えていますが)紅葉が進んできれいになってきています。
感染性胃腸炎が多くなってきました。とは言えノロウイルス胃腸炎のような突然の嘔吐から始まって、というお子さんは少なかったでした。家族内に広がっている様子はありません。小さいかたたちはほぼ下痢中心。少し大きいかたたちは嘔気が強く、嘔吐があって、軟便になったりならなかったり。大人のかたも家族内感染ではありませんでした。まだ施設内での集団発生という報道は聞きませんが、これから気温が下がってくると増えてくるのでしょうね。
次に多かったのは溶連菌感染症でした。今週は小学生以上のお子さんのみです。典型的な咽頭症状があったり、湿疹が出ていたり、比較的診断しやすいかたが中心でした。
振り返ってみると手足口病は一人もなかったのでした。もう増えてはこないかもです。
今インフルエンザの多い沖縄、そこに修学旅行に行っていて熱が出た、というお子さん。検査したらCOVID‐19でした。クラスでも休みが多いとのこと。移動する途中で感染したのかもです。全国の感染者数を見てみると、今は北海道や岩手、秋田といった寒い地域で増えつつあります。沖縄は多くはありませんでした。他にも大人の方が陽性。職場に感染者はおられたようです。そのお子さんたちで熱の出ていたかたはあったのですが、どちらかといえばマイコプラズマっぽかったかも知れません。先週の統計では京都市では下げ止まり感であり、今後増えてくる可能性はあります。
そしてインフルエンザも1名陽性。子どもさんからの感染だったのですが、熱もなく、咽頭違和感が少し、咳ハナミズも少し、という症状でした。近くの保育園でも多くはありませんが、感染者はあるようです。国立感染症情報センターの報告では沖縄県(7.38)、千葉県(2.06)、福岡県(1.96)、宮崎県(1.48)と行った所が多く、京都府は0.65でやや横ばいです。分離されるウイルスは直近5週間(2024年第41週〜2024年第45週)ではAH1pdm09が28件(80%)、AH3亜型が7件(20%)の順でした。
来週から、突然寒さがやってきます。最低気温も10度を割り。とはいえこれが本来の今頃の時期の気温なんだと思うのですが…。その後は高くなることも無く、いよいよ冬が始まります。来週は修学旅行や山の家学習があったりなので、十分な寒さ対策をしていってくださいね。 |