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山内医院では、厚生労働省感染症サーベイランスを1週間単位で実施し、保健所に報告しています。そのデータをもとに、分かりやすく加工し直したのが、このページです。いまこの地域ではどんな病気が流行っているのか、感染防止の目安にして下さい。 |
■= 10 ■= 1 |
2024年9月9日〜9月15日
(第37週) |
6
ヶ
月
迄 |
12
ヶ
月
迄 |
1
歳 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10

14 |
15
19 |
20
歳
以
上 |
合
計 |
咽頭結膜熱
(プール熱)
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0 |
A郡溶血性連鎖球菌感染症
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1
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1
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1
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1
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4
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感染性胃腸炎 |
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1
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1
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2
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水痘 |
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0 |
手足口病
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2
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3
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6
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3
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8
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3
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3
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1
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1
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1
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1
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伝染性紅斑(リンゴ病)
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0 |
突発性発疹
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0 |
百日咳
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0 |
風疹
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0 |
ヘルパンギーナ
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0 |
麻疹
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0 |
流行性耳下腺炎
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0 |
RSウイルス感染症 |
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0 |
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【今週のコメント】
16日は敬老の日になります。65歳以上の人口は最多の3625万人ということで人口の30%近くを占めています。働く高齢者も増えて、4人に1人が就業しています。高齢化率も世界のトップとなり、子どもの数は減っていくばかりの日本は今後どうなっていくでしょう。
月曜日の手足口病の患者さんがすでに10名あり。今週は何名の感染者があるかと思っていましたが、32名になりました。コロナ前に多かった2019年よりもはるかに多いです。しばらく感染者が出ていなかったので、年齢の大きいお子さんも多いのが今年の特徴です。患者さんの中には、稀に重篤な合併症を起こすことがある、ということをすごく心配される方がおられるのですが…。エンテロウイルス71が原因ウイルスの場合はないことも無いようですが、今年はほぼ原因はコクサッキーウイルスのようで、あまり心配しすぎないで下さい。私自身は開業以来31年、合併症を起こされたお子さんはほとんど経験したことはありません。夏場のウイルス性の髄膜炎の発症も最近は見かけなくなりました。全体に重症感染症は減っているように思います。
溶連菌感染症は流行っている、というところはありませんが、相変わらずパラパラとは見られています。これも合併症の腎炎はおこさなくなりました。
突然の嘔吐の症状で始まる感染性胃腸炎のお子さんはありましたが、広がりません。まだまだ暑い時期なので、今が一番感染者の少ない時期になります。
今は熱のある少し年齢の大きいお子さんはコロナとインフルエンザの両方の検査をするのですが、検査をするとインフルエンザが陽性になるお子さんはあります。今週は1名A型でした。昨年は今から徐々に増えてきました。コロナ前は今の時期にインフルエンザの検査をすることはなかったので、調べたから陽性になったのだという気はするのですが。
またCOVID-19は社会人の方でした。先週は大流行しているクラスがあったのですが、京都全体の報告では増えては来ていません。今のところ少なくなる一方のようです。
少子化の問題だけでなく、京都市の猛暑日は50日を記録し、また熱帯夜も56日と国内の全観測点で、統計史上初めてともに計50日に達したということです。地球温暖化の問題と言い、こちらの心配はつきません。 |