【今週のコメント】
台風10号には振り回されました。スピードがゆっくり過ぎて、長時間滞在していた九州地方では被害が大きかったでした。台風が通ったためではなく、前線が刺激されての大雨による冠水が岐阜〜関東地方でたくさん報告されています。結局いつの間にか太平洋上で熱帯低気圧に変わりました。
手足口病が増えてきました。以前流行していた保育園でもまた流行りだして、少し年齢の大きいクラスのお子さんが多いのですが、小さいお子さんもあり、2度目の感染の例もありました。今回はあまり熱は上がらず、大きな水疱形成にはならず、教科書どおりの水疱が手の平、足に出ています。口内炎の症状が少ない場合もありますが、口が痛くて食べられずに泣いているというお子さんもおられて、これはつらいですね。保育室では他医にヘルパンギーナと診断されてという方も来られていますが、水疱を形成する典型的な咽頭所見はなく、手足口病の湿疹が出ないタイプのようにも思えました。何度も言いますが、原因ウイルスは同じものもあったりします。表現のされ方の違いですね。2年に1回、毎年交互に流行します。昨年はヘルパンギーナが多かったでした。
今週の感染性胃腸炎の中には、突然の嘔吐から始まるノロウイルス胃腸炎を思わせるようなお子さんもありましたが、家族内では広がっていませんし、保育園の中でも流行はしていません。夏は少ない時期であります。今から徐々に増えてくるのでしょうが。
1歳代の溶連菌感染症のお子さんは典型的な咽頭所見と発疹がありました。基本的には感染しにくい年代ではありますが。保育園内での流行はありません。
新型コロナウイルス感染症は鈍化しつつも減少の一途を辿っています。この夏の流行はこれで終わりでしょうか?今後はまたいつ増えてくるのでしょうか?
当院では検査しても出ませんが、昨年は今頃から増えていたインフルエンザ。どうやら京都市内でも他の区では報告されているようです。今年は流行るのか、コロナのあとちょっと周期がわからなくなりました。
9月1日は防災の日です。少し前に南海トラフ地震が発生するかも?というニュースを聞いてお米やお水を買い占めた方が多く、市場から消えたと…。マスクにしてもトイレットペーパーにしてもどうも日本人は必要以上に買いだめする傾向にあるようですね。
9月20日(金)〜21日(土)都合により休診させていただきます。
9月20日(金)の病児保育室は開室しています。
よろしくお願いいたします。 |