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山内医院では、厚生労働省感染症サーベイランスを1週間単位で実施し、保健所に報告しています。そのデータをもとに、分かりやすく加工し直したのが、このページです。いまこの地域ではどんな病気が流行っているのか、感染防止の目安にして下さい。 |
■= 10 ■= 1 |
2024年4月8日〜4月14日
(第15週) |
6
ヶ
月
迄 |
12
ヶ
月
迄 |
1
歳 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10

14 |
15
19 |
20
歳
以
上 |
合
計 |
咽頭結膜熱
(プール熱)
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1
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1
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2
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A郡溶血性連鎖球菌感染症
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1
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1
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1
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3
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感染性胃腸炎 |
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1
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1
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1
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1
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水痘 |
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0 |
手足口病
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0 |
伝染性紅斑(リンゴ病)
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0 |
突発性発疹
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0 |
百日咳
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0 |
風疹
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0 |
ヘルパンギーナ
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0 |
麻疹
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0 |
流行性耳下腺炎
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0 |
RSウイルス感染症 |
1
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1
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2
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【今週のコメント】
週明けは雨が降りましたが、翌日の中学校の入学式はギリギリ止んだ?その翌日の小学校の入学式は、晴れて良い天気。桜も散りきらずに待っていてくれました。
春休みも終わって、入園、入学、進級のこの時期は、病気の少ない時ではありますが、先週まであんなに多かった感染性胃腸炎が、急に少なくなりました。嘔吐の症状のある方はなく、軟便が続いたり、腹痛があったり、嘔気や食欲がないといったものでした。確かに何かのウイルスが原因とは思われるのですが、感染力の強いものではなさそうです。先週は西京区内の介護施設で、ノロウイルス胃腸炎が集団発生していました。
次は溶連菌感染症で、多い、という訳ではありませんが、検査は陽性になった方以上にしています。高熱のみ、咽頭発赤があるお子さんがあるのですが、陰性の方も多かったでした。中学生で発症して急性腎炎になった方がいる、という話を聞き、ここ何年も腎炎のお子さんは見ていなかったです。しかも中学生で、ということで、ちょっとビックリしました。5〜12歳で、腎炎は発症しうるので、気をつけないといけないのかも知れません。
RSウイルス感染症は増えだしています。今週は2人でした。1人は新生児。少し心配しましたが、ハナミズの症状が出だしてから咳が出だすのがゆっくりでしたので、幸い軽くすんでくれました。生まれたばかりのお子さんがいる兄弟が、感染していたご家族もありましたが(そのために検査した)、どちらも新生児さんにはうつりませんでした。
今週もインフルエンザは成人の1人のみ。B型でした。各都道府県も、第14週の時点ですべて減少。これからも増えてこないと考えて良いでしょうか。国内のインフルエンザウイルスの検出状況では、直近5週間(2024年第10週〜2024年第14週)ではB型が168例(81%)、AH1pdm09が23件(11%)、AH3亜型が16件(8%)の順で、AH1の割合が少し多くなっていました。
春に増えるかも、とも言われたCOVID19ですが、日本全体でも取りあえずは漸減。当院ではお1人だけ陽性になりました。
雨のあとは突然暑くなって、もはや夏日を記録しました。4月14日は夏日を観測した地点は200を超えて今年最多を更新したということで、もうこの夏の暑さが心配されます。地球温暖化は止められるのでしょうか?
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