|
山内医院では、厚生労働省感染症サーベイランスを1週間単位で実施し、保健所に報告しています。そのデータをもとに、分かりやすく加工し直したのが、このページです。いまこの地域ではどんな病気が流行っているのか、感染防止の目安にして下さい。 |
■= 10 ■= 1 |
2023年7月17日〜7月23日
(第29週) |
6
ヶ
月
迄 |
12
ヶ
月
迄 |
1
歳 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10

14 |
15
19 |
20
歳
以
上 |
合
計 |
咽頭結膜熱
(プール熱)
|
|
|
|
|
■ |
|
|
■ |
|
■ |
■ |
|
|
|
0 |
A郡溶血性連鎖球菌感染症
|
|
|
|
|
|
|
|
2
■
■ |
2
■
■ |
|
1
■ |
|
|
|
5
■
■
■
■
■ |
感染性胃腸炎 |
|
|
2
■
■ |
1
■ |
|
2
■
■ |
1
■ |
1
■ |
1
■ |
|
|
1
■ |
|
|
9
■
■
■
■
■
■
■
■
■ |
水痘 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
0 |
手足口病
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
0 |
伝染性紅斑(リンゴ病)
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
0 |
突発性発疹
|
|
|
2
■
■ |
|
|
1
■ |
|
|
|
|
|
|
|
|
3
■
■
■ |
百日咳
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
0 |
風疹
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
0 |
ヘルパンギーナ
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
0 |
麻疹
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
0 |
流行性耳下腺炎
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
0 |
RSウイルス感染症 |
1
■ |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
1
■ |
|
|
|
【今週のコメント】
梅雨が明けました。降り注ぐ蝉しぐれに夏休みが始まったことを実感します。が、毎日のあまりの暑さに夏休みになっても元気に外で遊ぶことが躊躇されるくらいです。変な地球環境になっています。
やはり多いのはCOVID-19でした。感染者の中心は10歳以上の学生さんたちです。中高生の高熱はまず陽性になります。が、強い咽頭痛があるものの、コロナではない方もパラパラ。咳のひどい場合もコロナは陽性にはなりませんでした。当院では大人の方を診ることは少なくなっていますが、大人の方も一般では多いと思います。保育園で家族内感染からではなくパラパラ出ています。中では広がっていないようです。国の集計を見てみても、感染者の中心は10〜19歳です。なので入院患者数はあまり増えていません。新規にICU入院になる患者さんも増えていませんが、未だに人工呼吸管理下にある方の数は減らないので、これはインフルエンザの場合とは大いに違うことなのかもわかりません。
次に多いのは感染性胃腸炎でした。大きいお子さんでは嘔吐でしんどい方もありましたが、小さいお子さんの下痢、というのがほとんどでした。家族内感染はありませんでした。保育園内ではチラホラ程度です。
溶連菌感染症は減ってきました。咽頭痛が非常に強いけれども溶連菌は陽性にならない方も相変わらずあります。保護者の皆さんは熱の原因は何ですか?と聞かれるのですが、ヘルパンギーナは咽頭を見ればわかるし、溶連菌でもなければ夏風邪、としか言いようがないのですが、それでは納得されない方も多いです。風邪なんて原因わからないのが風邪なんですが…。
ゼロゼロの強い第2子さん、調べたらRSが陽性になりました。日本全体では多かった1昨年のラインをなぞって増えていましたが、1昨年ほど増えずに横ばいになってきました。いつ多くなるのがわからないウイルスになってきていますが、明らかに検査される数が増えています。耳鼻科でも検査されます。7歳とかの年長者の報告も多いです!
来週からはずっと雨の降らない、最高気温も最低気温も非常に高い予報です。室内でも熱中症には十分に気を付けて下さいね。 |