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山内医院では、厚生労働省感染症サーベイランスを1週間単位で実施し、保健所に報告しています。そのデータをもとに、分かりやすく加工し直したのが、このページです。いまこの地域ではどんな病気が流行っているのか、感染防止の目安にして下さい。 |
■= 10 ■= 1 |
2023年6月12日〜6月18日
(第24週) |
6
ヶ
月
迄 |
12
ヶ
月
迄 |
1
歳 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10

14 |
15
19 |
20
歳
以
上 |
合
計 |
咽頭結膜熱
(プール熱)
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1
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1
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A郡溶血性連鎖球菌感染症
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1
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1
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2
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2
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2
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8
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感染性胃腸炎 |
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1
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1
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1
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4
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2
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1
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2
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1
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水痘 |
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1
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1
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2
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手足口病
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0 |
伝染性紅斑(リンゴ病)
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0 |
突発性発疹
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0 |
百日咳
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0 |
風疹
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0 |
ヘルパンギーナ
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2
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2
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2
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1
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7
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麻疹
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0 |
流行性耳下腺炎
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0 |
RSウイルス感染症 |
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0 |
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【今週のコメント】
曇りが多く、蒸し暑かったり梅雨ならではの気候です。週末は晴れたのですが気温は30度越え!過ごしにくい日々であります。
感染性胃腸炎はまだ二桁でした。保護者も感染性してしまったご家族もありました。全体に軽症です。例年ならば感染者はどんどん減っていく時期ですが、少し横ばい気味に少なくはなっています。感染力の強いものもあるようなのですが、おそらく今後は少なくなっていくと思われます。
溶連菌感染症は少し増えています。週の初めは、検査したお子さんはほぼ全員陽性になりました。途中からは咽頭通が強い場合も菌は出ないという方もあったのですが。クラスの中で感染者が多い、という状況ではありません。熱のみのいわゆる夏風邪で来られるお子さんの中に溶連菌感染症がある、という感じです。例年ならば7月がピークの時期ですので、まだもう少し増えるかも知れません。
次に多かったのはヘルパンギーナでした。典型的な水疱の出ているお子さん、手足口病のように頬の内側にも出ているお子さん。いろいろですが、皆さん、手足には発疹が出ないので、病名としてはヘルパンギーナになります。手足口病は少ないです。全国の報告を見ているとヘルパンギーナが非常に多いのですが、手足口病も例年の平均くらいはみられているようです。
定点報告のCOVID-19は徐々に増えています。感染者と接触していて発症した幼児さんがありました。子どもの世界では集団の中で広がっている様子はありません。中高生の方の高熱は陽性にならない場合が多く、夏風邪で熱を出すお子さんは今年は大きいお子さんも多いような印象です。
感染者数は全く多くないのですが、輸入麻疹が発生してから、マスコミで報道されるせいか、ワクチンのまだ打てない1歳未満のお子さんも、早めにワクチンを打った方が良いのか、という問い合わせが増えました。その昔、麻疹が子どもたちの間で流行していた時代には保育園に行っているお子さんは、1歳未満でも打っていたことはありました。が、今は流行はしていません。発生場所を見ている限り、京都はまだゼロ、始めの感染者が医療機関を受診した際に広がったのか、大阪、兵庫、東京、神奈川、千葉、茨木、北海道のみです。2歳以下のお子さんは第22週で3名。ワクチン接種済です。2回接種の方もありました!今からは増えるかもしれませんが、流行しているというレベルではありませんので。
来週は梅雨空に戻りそうです。が最高気温は30度前後。プール授業はもう始まっていて、気温は高くなっても、陽ざしが無いと水は冷たいでしょうね…。 |