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山内医院では、厚生労働省感染症サーベイランスを1週間単位で実施し、保健所に報告しています。そのデータをもとに、分かりやすく加工し直したのが、このページです。いまこの地域ではどんな病気が流行っているのか、感染防止の目安にして下さい。 |
■= 10 ■= 1 |
2023年5月8日〜5月14日
(第19週) |
6
ヶ
月
迄 |
12
ヶ
月
迄 |
1
歳 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10

14 |
15
19 |
20
歳
以
上 |
合
計 |
咽頭結膜熱
(プール熱)
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0 |
A郡溶血性連鎖球菌感染症
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1
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1
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2
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感染性胃腸炎 |
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2
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1
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1
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1
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2
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水痘 |
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0 |
手足口病
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0 |
伝染性紅斑(リンゴ病)
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0 |
突発性発疹
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1
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1
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百日咳
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0 |
風疹
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0 |
ヘルパンギーナ
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0 |
麻疹
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0 |
流行性耳下腺炎
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0 |
RSウイルス感染症 |
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2
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2
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【今週のコメント】
このところ週末ごとに雨になっています。また日曜日はとても気温が下がりました。街の緑は雨をもらって元気いっぱいです。
感染性胃腸炎は多くはなりませんでした。小さい年齢の下痢のお子さんが多く、家族内感染はありませんでした。今後は例年通りなら、発症数はどんどん少なくなっていくでしょう。
なんとなく増えてきている、という印象の溶連菌感染症ですが、今週も2名でした。検査をしている数はもっと多いのですが、それっぽくても陽性にならない方が結構ありました。とにかく咽頭通があって、咳もハナミズも多い、という、結局風邪なんでしょうね。同じような症状で兄弟は陽性になっていても、検査は陰性とか。溶連菌感染症は今は腎炎の発生はほとんどありません。毎回言っていますが、何故急性腎炎を起こさなくなったのか、というのは全くわからないです。子どもの重症な細菌感染症もワクチン前から少なくはなってきてること。日本脳炎の発症も少なくなってきていること。等々も考えて、日本の衛生状態が全体に改善されてきていることなどもあるのかもしれません。
今週もRSウイルス感染症は2例でした。1歳のお子さんだったのですが、気管支炎の症状があったので検査しました。また保育園で出ているので、多分RSでしょう、というお子さんもありました。年齢が大きくて元気なので検査はしていません。逆に生後1か月でハナミズが多いのですが、咳、喘鳴はなく、RSではない、という方もありました。
今週からご覧のように、新型コロナウイルス感染症はCOVID-19として定点報告に変わりました。そして当院でも久しぶりに陽性者が1名ありました。来週初めに集計されて、数は発表されるのですが、インフルエンザと同じように、日本の感染者は定点から推定されていくのでしょう。全例報告の時から徐々に増えていたので、多いのかもしれません。が、もう他の国ではこの病気は全くニュースにもあがってこなくなりました。風邪としてあまり皆が気にしなくなる日もすぐなのでしょうか。
雨のあとは気温が上がって、最高気温が30度の予想の日もあります!考えただけで恐ろしいのですが、子どもたちは元気。給食も黙食でなくなり、今まで通りの日常生活が戻ってきました。山の家の校外宿泊学習も復活しましたね。
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