【今週のコメント】
週の半ばはとても寒い日がありました。が、その後は気温が上がり、週末は天気は悪いもの生暖かい感じとなりました。走るのには少し気温は高すぎたかもしれません。
今週一番報告数の多かったのは感染性胃腸炎でした。近くの保育園で流行っているのですが、一気に広がっているのではなく、じわじわとです。嘔吐の強い方は少なく、下痢があるお子さんの方が多いでした。アデノの胃腸炎(検査された先生があるようです!)と言われている方があるので、ロタでもなく、ノロでもなく、確かにそれが原因なのかも知れません。年齢の大きい方は食事が原因ではない腹痛、下痢等の症状です。大人の方は症状は軽く、家族内感染のようではありました。
インフルエンザもとても増えてきていますが、数は感染性胃腸炎よりは少なかったでした。すべてA型です。学校内ではまだあまり増えていませんが、近くの保育園で大流行しています。そこの保育園の熱のお子さんはほぼ全員陽性です。コロナよりは隔離期間は短いし、家族の方が仕事に行けない、というようなことがないので、まだマシでしょうか。薬もあるし。同じ兄弟が感染しても、軽かった方と、非常に高熱が出て全く動けないお子さんと。何故こんなに違うんでしょうか、と聞かれるのですが…。軽かったお子さんは3年前にも感染していたので(もう一人はここ7〜8年は罹っていません)、少し免疫があったのかも?でも型は3年前はAH1??よくわかりません。京都市内では、先週の報告数で南区(定点が第1週から1か所増えています)が注意報レベルで多いでした。
今週報告の咽頭結膜熱は、小さいお子さんが多い結膜炎症状と高熱があった程度です。
新型コロナウイルス感染症はインフルエンザよりは少なくなりました。京都府全体でもやっとピークは過ぎています。ほとんどのお子さんがご両親からの感染でした。現在の感染者の割合でも20歳以下は少なくなってきています。
コロナとインフルエンザ。症状だけではとても見分けられません。他の症状は咽頭痛のみなのでコロナと思いきや、インフル。鼻水がでて咳も多いのでインフルかと思いきやコロナ。全く年齢も学校も違うお子さんで、二人とも8月にコロナ罹患。再感染もあるしと、調べたら一人はコロナで、一人はインフルエンザでした!インフルエンザは薬があるので二峰性の後半の熱が無くなってきています。コロナの死亡率だけ見ると、まだインフルエンザよりは高いです。コロナはお子さんにとっては薬はないけれども非常に軽症ではありますね。
明日からは気温はこんなに高くもならずなのですが、その後の週末はとても寒くなり今季最強クラスの寒波ということです!朝方の冷え込みが氷点下の予想もあり、冷えないようにお気をつけ下さい。
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