【今週のコメント】
ゴールデンウィークであります。が、緊急事態宣言発令中。あまり出かけられないですね。とはいえ、昨年の今頃の新型コロナウイルス感染者数は、今年とは比べ物にならないくらいに少なかったのですが、皆家にいました。今年は、出かけられたご家族は結そこそこあったようです。
感染性胃腸炎は年齢の小さいお子さんが中心です。が、増えてくる時期であるはずのロタウイルスが原因のような症状の方は少なく、実際にほとんど検出されていません。下痢が続いている人もありますが、厄介ほどではありませんでした。どちらかというと突然の嘔吐から始まる、ノロウイルスが原因と思われる方がやはりまだ多いです。兄弟間でうつっていますが、大人の方の感染は少なかったでした。
昨年は受診者も少なく、高熱が続いている方もいなかったのですが、今年は例年のように熱が続いて、長い休みの間が心配なお子さんが目立ちました。高熱だけが続く夏風邪というより、咳もひどくて、全員には検査はしていませんが、RSウイルス感染症なのかもと思われる例が多かったようです。昨年がほとんど感染者がいなかったので、年齢の大きいお子さんも初感染になるのでしょうが、何故今頃増えているのかが不明です。冬の三大疾患というのが、ノロウイルス感染症とインフルエンザとRSウイルス感染症でした。RSウイルスはかなり前から7月頃から流行り出す、という認識になっていますが。
新型コロナウイルス感染症は、第4波のピークを過ぎたでしょうか。絶対数が多いので重症者も増え、徐々に死亡者の年代が下がってきています。インドの感染者は変異株、ということで非常に多いのですが、死亡率は高くはないです。これも絶対数が多いので、酸素の取り合い、とかの報道がなされているのですが。
連休明けの6日、申し訳ありませんが、小児科は休診させていただきます。木曜日なので午後診もなく、例年、連休の間ずっと高熱が続いていました、というお子さんがおられるので、心配なのですが。よろしくお願いいたします。
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