【今週のコメント】
あっという間にクリスマス、非常に冷え込んで、本当にホワイトクリスマスが望めそうでしたね。来週の半ば以降は最高気温が10度を超える日が続くようです。
今週はインフルエンザの患者さんがありましたが、週初めに1例だけ。土曜日からの熱発で、学校もお休みになるしそれ以上は広がらないだろうと思われ、その通りでした。京都市医師会の有志によるインフルエンザのマッピングシステムでは先週の約1.5倍。23日の祭日に京都市急病診療所で仕事をしましたが、インフルエンザの患者さんは北区と右京区の2名のみでした。後は水ぼうそう2名、手足口病2名、溶連菌感染症1名。RS感染症も1名、マイコプラズマ感染症を思わせる方は数名ありました。それ以外は、やはり感染性胃腸炎が非常に多くなり残りの半分近くを占めていたのではないでしょうか?1〜2歳の年齢層が中心でした。保育所に行っている場合でも、まだ流行しているとは聞いていません、という方が多かったので、本当に増え始めたところのようですね。もう来週は年末のお休みになるので数は多くないでしょうが、2009年のように流行の始まりが遅いだけなのかもしれません。今週は当院では大人が少なく、やはり1歳、2歳のお子さんが中心でしたので、ノロを思わせる、家族全滅…というところが幸いあまりなかったでした。
本当にアッという間に2011年の残りの日々が1週間を切りました。年の瀬は特別に荒れた天候にはならないようですが、例年通りの寒さではありますので、ご実家等へと移動されたりする際には、充分の対策をしてください。
■今週のトピックス<感染性胃腸炎>
毎年この時期は、感染性胃腸炎がトピックスになります。少なかったとはいえやはり増えてきましたので、また感染症情報センター、京都市衛生環境研究所のホームページ等から引用いたします。
感染症情報センターの週報の最新号は祭日で更新されていないために、第48週のデータになります。定点当たり報告数は第42週以降増加が続いており、都道府県別では香川県(12.7)、島根県(12.3)、山口県(11.7)、愛媛県(11.1)が多いです。

京都市の感染性胃腸炎の定点当たり報告数は,4.59(179例)で,先週(2.74)の約1.7倍に増加しています。それでも過去5年平均値よりも少ないです。京都府下でも同様の動きです。新型インフルエンザの出た年よりはやや多い、という状況のようです。当院ではその2009年よりも少ない、という状態ですが…。


京都市衛生環境研究所に12月に搬入された集団発生の検体からノロウイルスGT,GUを検出しています。また、全国ではノロウイルスGUの報告が徐々に増加しています。


9月に堺市の幼稚園でノロウイルスGUの集団発生(食中毒)があったためにウイルスの検出報告数が多いですが、その後はやはり例年よりは少ない状況です。同じく少なかった2009年は翌年2010年に非常に増えていますので、今後の動向に注意が必要ですね。また、11月末の時期に茨城県でロタウイルスによる成人の集団発生例があったようで、小児に多いロタウイルスが成人でも集団感染する、しかもこの時期に、ということも少し頭に止めておかないといけないようです。
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