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山内医院では、厚生労働省感染症サーベイランスを1週間単位で実施し、保健所に報告しています。そのデータをもとに、分かりやすく加工し直したのが、このページです。いまこの地域ではどんな病気が流行っているのか、感染防止の目安にして下さい。 |
■= 10 ■= 1 |
2025年4月14日〜4月20日
(第16週) |
6
ヶ
月
迄 |
12
ヶ
月
迄 |
1
歳 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10

14 |
15
19 |
20
歳
以
上 |
合
計 |
咽頭結膜熱
(プール熱)
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0 |
A郡溶血性連鎖球菌感染症
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0 |
感染性胃腸炎 |
2
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1
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2
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2
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3
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1
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7
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水痘 |
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0 |
手足口病
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0 |
伝染性紅斑(リンゴ病)
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2
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5
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1
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1
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9
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突発性発疹
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1
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1
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百日咳
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0 |
風疹
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0 |
ヘルパンギーナ
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0 |
麻疹
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0 |
流行性耳下腺炎
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0 |
RSウイルス感染症 |
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0 |
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【今週のコメント】
学校では給食も始まりました。週末最高気温は29度まで上がりました。関東地方では30度を超える夏日になっていたようです。気温が上がる予想でも、朝晩がまだ気温が低いので初めは暑いとは感じずに、でもやっぱり暑くてしんどかったのでした。
感染性胃腸炎はまだ減ってこないです。先週にも少し書きましたが、腹痛が強く、嘔吐嘔気が強く、熱も続くという症状の方が、10歳以上の比較的年齢の大きいお子さんに目立って見られました。徐々に熱が上がって39度を超えたりと、ずいぶんしんどい方がおられました。回復はされているのですが。年齢の小さいお子さんたちは下痢が中心です。マシになってまた回数が増えて、だったりするのですが。
次に多いのが伝染性紅斑でした。近くの保育園で流行しているので、とても多くなりました。
この病気はあまり小さいお子さんには感染しないのか、1歳までの方はあまり見られず、兄弟からもうつっていないようです。また何度も書きますが、大人の方も少ないです。過去に感染している人もおられますが、わからないという人が多いのですが。
久しぶりに突発性発疹の方がおられました。1歳以下で解熱後典型的な発疹が出ていました。やはり解熱後の方が食欲がなく、機嫌が悪くなられていました。
最近はいろいろと報道されているので、百日咳が増えている、ということが気になる方もおられるようです。京都府内の百日咳報告数は、2019年に増加した後、2020年以降はコロナの影響であまり報告されませんでしたが、2023年に再び増加に転じ、2025年は3月30日までで累計107件と、すでに前年の報告数を上回り、特に3月24日から3月30日までの1週間で20件報告があり、全ての患者を把握するようになった2018年以降、1週間当たりの報告数として最多となっています。年齢では7〜12歳が多いです。ワクチン接種前の小さいお子さんが重症化しているようで、また有効なマクロライドの抗生物質の耐性菌もあるようで、今後どうなっていくのか、少し心配です。
急性呼吸器感染症は春休みが終わったので増えてきています。男性45名女性32名。1〜4歳が42名。先週のように1歳代だけでなく他の年齢層もあり、5〜9歳では20名ありました。10〜19歳で7名。あとはお母さんの年齢の感染者が3名、といったところでした。この報告には気管支炎も含まれています。
週末の暑さは続くことはなく、週明けは天気が悪くなっていったん夏日も解消されそうです。その後は最低気温が10度を割る日もありますので、天気予報をよく見て対応していってください。多かったヒノキの花粉飛散も、やっと峠は越えてくれました。
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