|
山内医院では、厚生労働省感染症サーベイランスを1週間単位で実施し、保健所に報告しています。そのデータをもとに、分かりやすく加工し直したのが、このページです。いまこの地域ではどんな病気が流行っているのか、感染防止の目安にして下さい。 |
■= 10 ■= 1 |
2024年11月18日〜11月24日
(第47週) |
6
ヶ
月
迄 |
12
ヶ
月
迄 |
1
歳 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10

14 |
15
19 |
20
歳
以
上 |
合
計 |
咽頭結膜熱
(プール熱)
|
|
|
|
■ |
■ |
■ |
■ |
■ |
■ |
■ |
■ |
|
|
|
0 |
A郡溶血性連鎖球菌感染症
|
|
|
|
1
■ |
1
■ |
1
■ |
2
■
■ |
1
■ |
|
|
|
|
|
|
6
■
■
■
■
■
■ |
感染性胃腸炎 |
|
|
2
■
■ |
2
■
■ |
2
■
■ |
1
■ |
1
■ |
|
|
1
■ |
|
1
■ |
2
■
■ |
1
■ |
|
水痘 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
0 |
手足口病
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
1
■ |
|
|
|
1
■ |
伝染性紅斑(リンゴ病)
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
0 |
突発性発疹
|
|
|
1
■ |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
1
■ |
百日咳
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
0 |
風疹
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
0 |
ヘルパンギーナ
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
0 |
麻疹
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
0 |
流行性耳下腺炎
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
0 |
RSウイルス感染症 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
0 |
|
|
|
【今週のコメント】
週明けは天気が悪くて気温がずいぶん下がりました。修学旅行や山の家にいかれたお子さんたちは体調を崩された方が多かったかも。その後は気温はもどってきていますが、また例年よりは高い日が多くなりそうです。
今週も多いのは感染性胃腸炎でした。下痢のお子さんが多かったでした。それで家族内感染はありましたが、嘔吐はなくノロウイルス胃腸炎ではなさそうな気がします。今のところやはりまだ集団発生している施設の報告はありません。今年も大きな流行にはならないのかもしれません。
溶連菌感染症はとても多くなってくるわけではありませんが、ずっとで続けている状態です。学童期に多い感染症というイメージですが、今週は年齢の小さいお子さんもありました。今年は春の感染者が非常に多かったのですが、基本的には12月くらいにピークになる病気ですので、今から増えるかもです。
年齢の大きいお子さんの手足口病、1例だけありました。今年の流行は終了のようです。
インフルエンザが京都市でも流行入りしました。当院では今週は誰もありませんでしたが…。中学生以上の割合が多いでした。全国でも、夏から多かった沖縄は減っていますが、その他の県では定点報告数は増えています。国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみてみますと、直近5週間(2024年第42週〜2024年第46週)ではAH1pdm09が32件(80%)、AH3亜型が8件(20%)の順となっています。
昨年より1週ほど早くCOVID-19は上昇に転じてきています。最近は夏と冬に2回ピークを作るようになっていますので、今シーズンの冬期の流行の始まりかもしれません。昨シーズンはインフルエンザとCOVID-19の同時流行となりましたので、鑑別も難しく、まだ同時感染者もありました。今年は今のところまだインフルエンザは多くなっていませんし、大きな流行にはならないような気もするのですが、どうなることやら。子どもにとってはCOVID-19のほうがしんどくはならないので、受診されない方も多いのかもしれません。年齢の大きいお子さんで高熱が出て来られる方は結構あるのですが、どちらも陰性、という例が多いです。
明日から気温が上がって、火曜日は天気が悪く、最高気温が20度近い予想です。発表会シーズンになり、この気温差で体調を崩されるお子さんが増えるかもですが、無理はしないでくださいね。 |