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山内医院では、厚生労働省感染症サーベイランスを1週間単位で実施し、保健所に報告しています。そのデータをもとに、分かりやすく加工し直したのが、このページです。いまこの地域ではどんな病気が流行っているのか、感染防止の目安にして下さい。 |
■= 10 ■= 1 |
2023年12月25日〜12月31日
(第52週) |
6
ヶ
月
迄 |
12
ヶ
月
迄 |
1
歳 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10

14 |
15
19 |
20
歳
以
上 |
合
計 |
咽頭結膜熱
(プール熱)
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1
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2
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1
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4
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A郡溶血性連鎖球菌感染症
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0 |
感染性胃腸炎 |
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3
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1
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1
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2
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7
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水痘 |
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0 |
手足口病
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0 |
伝染性紅斑(リンゴ病)
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0 |
突発性発疹
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1
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1
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百日咳
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0 |
風疹
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0 |
ヘルパンギーナ
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0 |
麻疹
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0 |
流行性耳下腺炎
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0 |
RSウイルス感染症 |
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0 |
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【今週のコメント】
今年最後の診療が終わりました。最近は最後の日はさほど多くはならず、28日の方が受診者が多いという傾向にあります。午後からの診療は昨日も木曜日なので、27日が最後でした。
インフルエンザは学校が終わったので減ってきています。学童保育の場でまだ感染者が出ていましたが、保育園も27日から28日で終わったところが多く、その後はあまり増えませんでした。一旦は小休止。お正月休みの移動、外出、バイトなどからまた広がっていくでしょうが。全国の集計は第50週のもので、定点当たり報告数は減少していますが、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してかなり多いです。都道府県別の上位3位は大分県(55.17)、宮崎県(53.26)、宮城県(49.13)ですが、増えているのは九州地方です。ウイルスの分離状況は、まだ更新されていませんのでわかりません。B型も検出され始めていますが、今まででは流行しだすのは2月ごろからです。今年はA型の流行がずいぶん早く始まりましたので、今季はどうなるのかよくわからないですね。
今年もあまり増えずに感染性胃腸炎は減ってきました。昨年が非常に少なかったのでそれよりは多かったのですが。最近は今の時期よりも1月以降にノロウイルス胃腸炎が増えてくる傾向にあるようです。
さすがに咽頭結膜熱も少なくなりました。年齢の大きい方でも高熱と結膜炎の症状がありますね。今までは幼児期までに多い病気という認識でした。コロナ後はいろんな感染症の流行時期が変わってしまって、今までになかったということがとても増えました。
COVID-19は1例のみでした。学校ではインフルエンザは出ているが、ということでどこからうつったかよくわからないでした。おそらく軽症ですんでいる人も多いからなのでしょうが、高熱で嘔吐もありちょっとしんどかったでした。日本全体ではじわじわと増えています。インフルエンザとの鑑別なんてとても無理ですね。これからは両方の検査をしないといけないのでしょうが、検査キットがあまり手に入らなくなってきました。
なぜか今週は溶連菌感染症はありませんでした。咽頭痛の非常に強いお子さんでも、咽頭所見は弱く、調べても出ないという方がほとんどでした。例年ならば今頃がピークなので、来年は少なくなっているでしょう。
もう今年も残りわずかとなりました。非常に暖かいお正月になりそうです。
皆様どうぞよいお年をお迎えください。 |