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山内医院では、厚生労働省感染症サーベイランスを1週間単位で実施し、保健所に報告しています。そのデータをもとに、分かりやすく加工し直したのが、このページです。いまこの地域ではどんな病気が流行っているのか、感染防止の目安にして下さい。 |
■= 10 ■= 1 |
2023年12月11日〜12月17日
(第50週) |
6
ヶ
月
迄 |
12
ヶ
月
迄 |
1
歳 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10

14 |
15
19 |
20
歳
以
上 |
合
計 |
咽頭結膜熱
(プール熱)
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1
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1
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2
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A郡溶血性連鎖球菌感染症
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1
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2
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3
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6
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感染性胃腸炎 |
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1
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1
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3
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2
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2
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2
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水痘 |
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0 |
手足口病
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1
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1
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伝染性紅斑(リンゴ病)
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0 |
突発性発疹
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0 |
百日咳
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0 |
風疹
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0 |
ヘルパンギーナ
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0 |
麻疹
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0 |
流行性耳下腺炎
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0 |
RSウイルス感染症 |
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0 |
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【今週のコメント】
週末の土曜日までは暖かかった(暑いくらい)のですが、一転日曜日は最高気温が10度と、突然の冬の到来です。しばらくはこの寒さが続きそうです。
インフルエンザは増えてきています。当院では先週がやや少なかっただけのようで、今週は増えました。増えたり減ったりのよくわからない報告数であるのですが、10月末に、学校でインフルエンザの集団発生があった週よりも増えて一番多くなりました。週明けの1日の報告数も同じくらい多かったでした。9月に感染、また今回も感染、という例は相変わらずありますが、11月末にA型に罹患。そして今度はB型が陽性になったお子さんがありました。ボチボチB型も増えてくるでしょうか?国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近5週間(2023年第45週〜2023年第49週)ではAH3亜型が185件(60%)、AH1pdm09が115件(37%)、B型が10例(3%)の順ということですので、やはりAH3亜型、B型の報告数が増えてきているようです。この寒さでまだまだ増えてくるのでしょうが、来週には学校は終業式で冬休みに入りますので、いったんは小休止かもです。
感染性胃腸炎はさほど多くはなりません。ずっと10人少しの横ばい状態。保育園ではおなかの症状のあるお子さんが増えてきていますが、施設内で大きな流行にはなっていません。昨年の今頃の時期よりは多いようです。家族内感染はありませんでした。毎年この時期に問題になる介護施設での、ノロウイルス胃腸炎の嘔吐による誤飲性肺炎のニュースは、ここしばらくは話題になることがありません。スタッフの皆さんが広がりには気を付けておられるのでしょうがおそらく感染者数も多くはないのでしょうね。
増えたり減ったりの溶連菌感染症。例年は第51〜52週でピークを迎えますので、もう少しでしょうか。初夏の流行も例年よりは多かったでした。これもコロナで感染者が少なくなっていた影響があるのでしょうか?
同じく、今週は少なかった咽頭結膜熱。全体の報告数も増えたり減ったりですが、ボチボチピークになりそうかもです。これもコロナで感染者が少なくなっていた反動なんでしょう。
先週感染者が来られたCOVID-19ですが、今週はありませんでした。もともと大人の方があまり来られないので、ないだけであり、全体の報告数は増えてきていますので、第10波に向かっているのは間違いないですね。どこからうつったのか分からない子どもの感染者も増えてくるかもしれません。
もう12月も半分以上終わって、来週はもう終業式です。この突然の寒波はまだまだ続きそうで、最低気温−3度、最高気温5度の予想の日があります。終業式あたりです!要注意。
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