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山内医院では、厚生労働省感染症サーベイランスを1週間単位で実施し、保健所に報告しています。そのデータをもとに、分かりやすく加工し直したのが、このページです。いまこの地域ではどんな病気が流行っているのか、感染防止の目安にして下さい。 |
■= 10 ■= 1 |
2023年7月3日〜7月9日
(第27週) |
6
ヶ
月
迄 |
12
ヶ
月
迄 |
1
歳 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10

14 |
15
19 |
20
歳
以
上 |
合
計 |
咽頭結膜熱
(プール熱)
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1
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1
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A郡溶血性連鎖球菌感染症
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1
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1
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2
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3
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1
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1
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9
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感染性胃腸炎 |
1
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1
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1
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2
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1
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1
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2
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1
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1
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水痘 |
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0 |
手足口病
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0 |
伝染性紅斑(リンゴ病)
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0 |
突発性発疹
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0 |
百日咳
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0 |
風疹
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0 |
ヘルパンギーナ
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1
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1
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麻疹
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0 |
流行性耳下腺炎
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0 |
RSウイルス感染症 |
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0 |
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【今週のコメント】
七夕は雨でした。梅雨の季節のなので、晴れて星が見える時の方が少ないかもしれません。九州地方では大雨が続き、豪雨の被害も出ています。まだまだ心配です。
今週は感染性胃腸炎が10名を越え、報告数が一番多くなりました。年齢層はバラバラです。年齢の小さいお子さんは下痢中心です。嘔吐のひどいお子さんもありました。吐いている時はしんどいですね。何も口にしなくてももどしてしまう場合はつらいですが、それもしばらくすれば落ち着いてくれるのですが。
溶連菌感染症が一番多くなるかと思ったのですが、2番目でした。3歳以下のお子さんは咽頭所見が溶連菌様でも、陽性にならない場合の方が多いです。逆に年齢の大きいお子さんは咽頭所見は軽微でも、咽頭痛が強ければ陽性になるお子さんが多かったでした。高熱が続いていたり、熱は上がらなかったり、他の症状はいろいろです。基本的に咳ハナミズはあまり気にならないです。夏休みももうすぐなので徐々に減っていくと思われます。
そしてあれだけ多かったヘルパンギーナは今週は1例だけでした!口内炎の所見はあまり強くありません。今年は幸い痛みはあまりないお子さんの方が多かったでした。
そして今増えているCOVID−19、当院では1名のみでした。感染者の年齢層では10歳以下が多いとのことで、調べる回数は増えているのですが、陽性になったのは1例だけでした。主に検査したのは小学生です。乳児さんの報告もあるので今後は調べた方が良いのか?全例軽症で薬もないので、保育園では発生無し、家族も体調の悪い方はいない場合は、検査はしていませんでした。高熱が続いているお子さんは、まず夏風邪です。高熱が続くお子さんは減っていますが、ひどい方は1週間熱が下がらないお子さんもあり、検査ではあまり悪くない場合がほとんどなのですが、咳が強いので気管支炎はあると思われます。抗生物質は効果がないのでしんどいですね。
今はとても蒸し暑いのでプール授業は気持ち良いでしょう。大阪の小学校では、体育の授業中に熱中症でか、体調不良者がたくさんでて救急搬送されています。要注意ですね。梅雨前線はだいぶ北に上がってくるので、来週には梅雨明けしそうです! |