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いま流行りの病気
山内医院では、厚生労働省感染症サーベイランスを1週間単位で実施し、保健所に報告しています。そのデータをもとに、分かりやすく加工し直したのが、このページです。いまこの地域ではどんな病気が流行っているのか、感染防止の目安にして下さい。
■= 10 ■= 1

2023年6月19日〜6月25日

(第25週)

6


12


1
2 3 4 5 6 7 8 9 10
から
14
15
から 
19
20



咽頭結膜熱 (プール熱)
                  0
A郡溶血性連鎖球菌感染症
        2

1
1
    1
        5




感染性胃腸炎   1
  1
1
                  3


水痘                             0
手足口病
                            0
伝染性紅斑(リンゴ病)
                            0
突発性発疹
        1
                  1
百日咳
                            0
風疹
                            0
ヘルパンギーナ
  1
1
1
4



                  7






麻疹
                            0
流行性耳下腺炎
                            0
RSウイルス感染症                            

0

インフル エンザ 6


12


1
2

3

4 5 6 7 8 9 10
から
 
14
15
から
 
19

合計

1
                          0
20
から
 
29
30
から
 
39
40
から
 
49
50
から
 
59
60
から
 
69
70
から
 
79
80


           
      1
                  1
COVID-19 6


12


1
2

3

4 5 6 7 8 9 10
から
 
14
15
から
 
19

合計

4



                        3


3


20
から
 
29
30
から
 
39
40
から
 
49
50
から
 
59
60
から
 
69
70
から
 
79
80


           
1
                        1

【今週のコメント】
季節のイラスト暑い週明けから始まって、雨が降ると気温が下がって寒くなりました。そして週末は天気の悪いまま蒸し暑くなりました。
今週の一番多い病気はヘルパンギーナでした!先週と同じ数ですが。3歳のお子さんたちが多く、それ以下の小さい方だけですね。集団生活はまだ1歳以下の乳児さんもありました。児童館に行っておられたようです。高熱が出るので最初は心配ですが、熱は続きません。大きい水疱のできた場合は下がってからの咽頭痛が強くて大変ですが、今年はなぜか大きい水疱のできているお子さんは少ないので、痛い思いをすることがあまりなくて幸いです。手足口病の口内炎のような所見の方がやはり多いのですが、手足に発疹は出ません。検出されているウイルスはコクサッキーA2ウイルスが多いでした。過去にはこのウイルスが流行の中心になることはあまりありませんでした。手足口病で検出されたことも過去には無いようです。
次に多かったのは溶連菌感染症です。先週よりは少し減りました。5月にも感染して治っていて、また感染、というようなお子さんもありました。クラス内で多い、という印象ではありません。もうピークは過ぎていると思われます。咽頭痛があっても口内炎はなく、溶連菌様でもない、調べても陰性というお子さんはまだ多いですが、熱が下がらない方は減ってきました。
その次がCOVID-19でした。確実に増えてはいます。感染者が複数出た保育園もありましたが、広がっていません。当院での陽性者は、私立の中高生(通学手段複数)、バイト先で感染した??大学生などでした。9月以降に実施する新型コロナウイルスワクチンの秋接種で、日本を含め世界で主流となっているオミクロン型の派生型「XBB」に対応した1価ワクチンを導入する方針となりました。現在行っている春接種の接種率は30%くらいとのことです。
感染性胃腸炎が急に少なくなったことに、逆にびっくりしました。今頃感染者が多い、と言っていた保育園でも、ほとんど見られなくなりました。週末に来られた突然の嘔吐症状の方は、ひょっとしたら、週明けに家族内感染があったと来られるかも?来られないかも?
今頃インフルエンザが1名。大人の方でA型でした。報告数は京都、全国ともに減少はしているのですが、鹿児島県等九州地方の報告数が増えています。気温の高い地方で増えてくるのでしょうか?コロナウイルスとは違い、インフルエンザは確実に冬の気温の低い乾燥した気候が好きなはずなのですが。分離されるウイルスは今までにあまり報告のなかったAH1pdm09型やB型の割合がやや増えているようです。
来週は蒸し暑い、雲の多い梅雨空の日々が続くようです。これが日本の梅雨の季節なのですが。あまり雨の少ないのも困りものではあります。

ライン(ピンク)

● リンク
京都市衛生公害研究所 国立感染症研究所感染症情報センター

 

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