【今週のコメント】
お盆休みが終わったところですが、京都では早々に夏休みは終わり、新学期が始まりました。いつもならこの週末に開かれる地蔵盆も、今年もまた中止になってしまった地域も多いかもしれません。
感染性胃腸炎が増えました。突然の嘔吐という症状で、兄弟にうつった例もありました。幸い保護者の皆さんにはうつらなかったようですが。年齢の大きいお子さんたちは、腹痛だったり、吐き気だったり、強い症状はないのに、あまり食べられずしんどい、というような方が目立ちました。週末にかたまって来られたという印象でした。
夏風邪の咽頭結膜熱、手足口病、ヘルパンギーナがそれぞれ1例ずつ。咽頭結膜熱はあまり高熱は続きませんでした。手足口病は水疱の大きいタイプで、口の中の発疹も多かったのですが、口の痛みはひどくなかったので、つらくはなかったですね。熱はあまり上がらなかったでした。ヘルパンギーナは熱のみで来られたお子さんの口峡部に水疱があり診断できました。水疱はまだつぶれていないので、痛みはありませんでした。
新型コロナウイルス感染症は、当院ではかなり少なくなりました。全体の報告では少し下がってはいるものの、まだ横ばいに近いようではありますが。夏休み中での感染機会を聞いてみると、塾、学童、クラブの合宿が多いです。年齢の小さいお子さん達は、家族内感染がほとんどです。または親戚等で集まった時に感染者がいた時、には月齢の小さい方も感染されていましたが、熱は1日のみでした。お子さんのワクチン接種者はあまりおられませんが、その有無に関わらず、高熱は2日で下がり、再び熱が上がることはありません。
一番しんどいのはヒトメタニューモウイルス感染症ですね。こちらは年齢の小さいお子さんの方が重くなるので、コロナとは全く逆です。コロナは本当によくわからないウイルスです。もう調べるのを止めて、大騒ぎするのを止めれば良いのにとつくづく思います。
相変わらず最高気温は30度を超えていますが、朝晩は少し涼しくなって秋の気配があります。秋の到来とともに、コロナも収束してくれることを願っています。
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