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山内医院では、厚生労働省感染症サーベイランスを1週間単位で実施し、保健所に報告しています。そのデータをもとに、分かりやすく加工し直したのが、このページです。いまこの地域ではどんな病気が流行っているのか、感染防止の目安にして下さい。 |
■= 10 ■= 1 |
2025年1月27日〜2月2日
(第5週) |
6
ヶ
月
迄 |
12
ヶ
月
迄 |
1
歳 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10

14 |
15
19 |
20
歳
以
上 |
合
計 |
咽頭結膜熱
(プール熱)
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0 |
A郡溶血性連鎖球菌感染症
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1
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1
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2
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感染性胃腸炎 |
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1
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1
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1
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4
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2
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3
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2
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水痘 |
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0 |
手足口病
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0 |
伝染性紅斑(リンゴ病)
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1
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1
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2
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突発性発疹
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1
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1
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百日咳
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0 |
風疹
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0 |
ヘルパンギーナ
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0 |
麻疹
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0 |
流行性耳下腺炎
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0 |
RSウイルス感染症 |
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0 |
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【今週のコメント】
2月になりました。寒くて雪がちらついた日もありましたが、おおむね穏やかな日々でした。とはいえ1年間で一番寒い時期になります。関東地方では大雪の所もありました。
今週の一番多い疾患は感染性胃腸炎でした。先週より微増程度ではありますが、小学校のクラスで多いというところもありました。大きいお子さんは下痢は少ないですが、食欲がない、腹痛のみ、といった症状の方もあります。突然の嘔吐から始まるのはやはりノロウイルス感染症なのでしょうか?今年は大人の方へも感染して、家族全滅、というのは少ないような気がします。長引かないとはいえ、嘔吐がある時はやはりしんどいですから。
インフルエンザは減っています。学級閉鎖になった学校もありますが、全体的には収束に向かっているという印象です。日本全国の報告を見ても47都道府県すべてで1週前よりも減少しています。国内のインフルエンザウイルスの検出状況では、直近5週間(2024年第52週〜2025年第4週)でAH1pdm09が167件(93%)、AH3亜型が10件(6%)、B型が3件(2%)の順になっており、やはりAH1pdm09が中心。今のところB型が増えてくる様子はありません。気温が下がってきているので今後どうなるでしょうか?何度も言いますが、今までの周期に戻っているとすると、今シーズンはB型の流行年ではありません。年末にあれほど一気に感染者が集中したことは、今まではあまりなかったと思います。
昨年は増えていて、ちょうど第5週にピークになったCOVID-19ですが、今週は多くありませんでした。1歳のお子さんは兄弟姉妹からの感染でした。中学生は学校では流行っていないと。通学途中での感染かもわかりません。皆さん軽症であります。
やはり今年は伝染性紅斑が多いんだな、と感じるような発生状況です。寒い時期は足のレース様発疹がわかりにくいかも。頬が赤いだけでは、判断が難しいです。今のところ保護者の皆さんは、過去に罹っています、という方が多いようです。
来週は今季最強の寒波到来。最低気温−4度の予想に今からもう震えています。来週1週間はずっと氷点下の日が続くということです。 |