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山内医院では、厚生労働省感染症サーベイランスを1週間単位で実施し、保健所に報告しています。そのデータをもとに、分かりやすく加工し直したのが、このページです。いまこの地域ではどんな病気が流行っているのか、感染防止の目安にして下さい。 |
■= 10 ■= 1 |
2024年3月18日〜3月24日
(第12週) |
6
ヶ
月
迄 |
12
ヶ
月
迄 |
1
歳 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10

14 |
15
19 |
20
歳
以
上 |
合
計 |
咽頭結膜熱
(プール熱)
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0 |
A郡溶血性連鎖球菌感染症
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1
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1
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感染性胃腸炎 |
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1
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1
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1
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1
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2
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1
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7
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水痘 |
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1
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1
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手足口病
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0 |
伝染性紅斑(リンゴ病)
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0 |
突発性発疹
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0 |
百日咳
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0 |
風疹
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0 |
ヘルパンギーナ
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0 |
麻疹
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0 |
流行性耳下腺炎
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0 |
RSウイルス感染症 |
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0 |
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【今週のコメント】
天気の悪い日が多い、寒い1週間でした。前日の夜にずいぶん雨と風が強いと思っていた木曜日の朝は、雪が少し積もっていてビックリでした。もう3月も後半になるのですが。
15日の中学校の卒業式の後にインフルエンザが少し増えた学校もありましたが、もう10人を切って、少なくなりました。第10週の定点当たり報告数は16.14(患者報告数79,643)となり、前週の定点当たり報告数13.96よりも増加しています。先週と同じく、近畿地方では滋賀県以外はすべて減少しています。相変わらず、石川県、北海道の報告がとても多いです。ウイルスの分離状況は先週から更新されていませんでしたが、当院では相変わらず、陽性になるのはB型のみでした。
感染性胃腸炎は少なくなっています。これからは増える時期ではないので、多くはならないと思われます。家族内感染もありませんでした。
家族内で順番に熱がでて、インフルエンザかと思って調べたらCOVID-19だった、というご家族がありました。熱は出てもすぐに下がり、あまり高熱にもなっていませんでした。京都府の定点報告を見ていますと、第6週以降は微減。第11週で6より少し下のあたりで、それ以上はあまり少なくはなっていないというのが現状です。年齢の小さいお子さんではコロナは出ていないので、違うと思っても、春休みに出かけられるかどうかがあるので、調べてください、という保護者の皆様が多かったりします。
水痘のお子さんはワクチン2回接種済でしたが、結構たくさんの発疹がありました。
話題の麻疹でありますが、京都府下でも感染者の報告はあったのですが、その後は増えていないようです。はっきりとした報告数は不明ですが。閉鎖空間の飛行機の中は非常に広がり易いですね。その時の感染者が8名程ならば、他は発症していない、ということです。他に増える機会は感染者が移動する交通機関、訪れた会館等。熱発などで受診した医療機関の待合で感染が広がっていくことが考えられます。今は大人の方がワクチンを受けたい、という問い合わせも多いのですが、少し前から出荷調整がかかっていたりして、本来受けるべき子どもたちの定期接種の分で手一杯なので、なかなか余分なワクチンがありません。ご心配な方は抗体価の検査を受けてください。2回接種されている方は比較的十分な抗体はあるようです。
春休みが始まりました。寒さが残り、天気も悪い日が続きますが、病気は少ない時期になりますので、コロナの心配もせずに、思いっきり遊べると良いですね。 |