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山内医院では、厚生労働省感染症サーベイランスを1週間単位で実施し、保健所に報告しています。そのデータをもとに、分かりやすく加工し直したのが、このページです。いまこの地域ではどんな病気が流行っているのか、感染防止の目安にして下さい。 |
■= 10 ■= 1 |
2023年12月18日〜12月24日
(第51週) |
6
ヶ
月
迄 |
12
ヶ
月
迄 |
1
歳 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10

14 |
15
19 |
20
歳
以
上 |
合
計 |
咽頭結膜熱
(プール熱)
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1
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1
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1
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3
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A郡溶血性連鎖球菌感染症
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1
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1
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3
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5
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感染性胃腸炎 |
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1
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1
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2
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1
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1
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1
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1
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2
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1
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水痘 |
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0 |
手足口病
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1
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1
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伝染性紅斑(リンゴ病)
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0 |
突発性発疹
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0 |
百日咳
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0 |
風疹
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0 |
ヘルパンギーナ
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0 |
麻疹
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0 |
流行性耳下腺炎
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0 |
RSウイルス感染症 |
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0 |
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【今週のコメント】
クリスマスですね!とっても寒くなりましたが、京都市内は雪は降りませんでした。少しの雪ならホワイトクリスマスでした。大雪が降った地方は大変なのに暢気すぎるようですが。
インフルエンザは少し減りました。1週遅れのデータで全国的にも増えたり減ったり、昨シーズンよりは大きな波に向かっていっているようです。京都府では昨シーズンと、今が丁度同じくらいの高さであります。年齢の小さいお子さんの間で増えてきているのか、今までは保育園での流行はあまり聞きませんでしたが、いろんな保育園で、パラパラと出ています、と言われるようになりました。B型はその後出ていません。国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近5週間(2023年第46週〜2023年第50週)ではAH3亜型が205件(58%)、AH1pdm09が135件(38%)、B型が13例(4%)の順となっています。A型は両方流行しているので、昨シーズンに感染されなかった方はこの冬の流行期に2回感染される方もあるということですね。今後は学校は終わって冬休みになりますので、いったんは減ってくるでしょう。来年からはB型が増えてくるでしょうか?いつもB型が多くなるのは2〜3月頃なのですが。
いつもは多くなる感染性胃腸炎、しばらくずっと横ばいです。例年ではぼちぼちピークになる頃です。感染力が強く家族全滅と言った例は少ないです。が、嘔吐をされているお子さんはしんどいですね。今はしんどいけれども、おなかを休めて食べないでいるとすぐに楽になるからね、と言っています。
咽頭結膜熱は少ないのですが、結膜炎のないアデノウイルス感染症はまだまだ多いです。インフルエンザよりも何よりも熱が下がらず、とてもしんどいです。保育園で出ています、と言われても、治療はないので、検査は要りませんという方もおられます。あまりに高熱が続く人は、検査が陽性になれば原因がわかるので、その必要はあると思います。
そしていよいよ第10波、COVID-19は確実に増えてきています。お母さんから感染した1歳以下のお子さんもありましたが、不投薬でも軽いのが幸いです。大人の方は治療薬を処方されている方もあります。お子さんは12歳以上から処方できますが、あまりその必要もないかもです。
週明けからは気温は上がります。そしていよいよ今年もあと1週間になりました!穏やかな、冬とは思えない年末年始になりそうです。
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