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いま流行りの病気
山内医院では、厚生労働省感染症サーベイランスを1週間単位で実施し、保健所に報告しています。そのデータをもとに、分かりやすく加工し直したのが、このページです。いまこの地域ではどんな病気が流行っているのか、感染防止の目安にして下さい。
■= 10 ■= 1

2023年4月10日〜4月16日

(第15週)

6


12


1
2 3 4 5 6 7 8 9 10
から
14
15
から 
19
20



咽頭結膜熱 (プール熱)
            0
A郡溶血性連鎖球菌感染症
                1
          1
感染性胃腸炎 1
1
2

  3


2

1
            1
11
水痘                             0
手足口病
                            0
伝染性紅斑(リンゴ病)
                            0
突発性発疹
                            0
百日咳
                            0
風疹
                            0
ヘルパンギーナ
                            0
麻疹
                            0
流行性耳下腺炎
                            0
RSウイルス感染症                            

0


インフル エンザ 6


12


1
2

3

4 5 6 7 8 9 10
から
 
14
15
から
 
19

合計

0
                          0
20
から
 
29
30
から
 
39
40
から
 
49
50
から
 
59
60
から
 
69
70
から
 
79
80


           
                          0

【今週のコメント】
季節のイラスト週末がやはり寒くなりました。日曜日も晴れていたかと思ったら急に雨が降り出して、春雷もありました。いろんな花が咲きだして、明るい季節ではあるのですが。
感染性胃腸炎は今週は年齢の小さいお子さんたちが中心になっています。下痢が治りにくい方が多かったかも。大人の方は家族内感染でしたが、症状は全く強くありません。少し気になるかも、くらいでした。
他には溶連菌感染症が1名のみ。咽頭所見が強かったでした。溶連菌様ではなかったのですが、発疹が出ていて、咽頭発赤がとても強い例がありましたが、溶連菌は陽性にはなりませんでした。ので他の何かのウイルス性発疹症だったのかもわかりません。
当院では陽性の方は誰もありませんでしたが、今京都市内で、RSウイルス感染症が異常に多く報告されています。特に右京区で第14週に1週間に20名以上の報告がありました。全体の年齢構成を見てみると、多いのはもちろん、1歳2歳の年齢なのですが(これにしても保険適応外です)、4歳以上、最高は9歳の子の陽性が報告されています。今までの常識として、RSウイルス感染症はほぼすべての人が乳児期に感染します。症状はかぜ症状から下気道炎まで様々で、生後6か月未満では重症化しやすいと言われています。また1歳以下のお子さんでは、高熱が下がりにくいこともあります。罹患後も終生免疫は得られないため、年齢を問わず再感染を起こしやすく、生涯にわたって感染を繰り返します。喘息のような呼吸器疾患をお持ちの方は、しんどくなることもあるかも知れませんが。2歳以上の年齢では風邪の症状でしかないと思います。特に治療はない病気でありますが、調べた先生は何が原因なのか知りたかったのかもしれません。検査費は自分の持ち出しになりますから。全国的には過去5年間の平均値とほぼ同じ推移をたどっているということです。
新型コロナウイルス感染症、京都では微増です。5月8日までは、コロナだとわかると家族も休まないといけません。それでもやっぱり検査はされたいのでしょうか?陰性が証明されないと会社に行けない、という状況が異常であると思います。コロナ2019に変わってからは文部科学省は出席停止期間を、「発症の翌日から5日間」で、なおかつ「症状が軽くなってから1日経過するまで」とする、新たな基準を設定する方針を固めました。インフルエンザ並みですね。
ヒノキ花粉飛散はぼちぼち終盤ですが、黄砂が異常に多く飛来しているので、こちらの方がまだまだ要注意です。
今からはいろんな花が咲いて明るくなる時期を迎えます。黄砂も花粉症も終わったら、マスクを外して自由に走り回りたいですね。

ライン(ピンク)

● リンク
京都市衛生公害研究所 国立感染症研究所感染症情報センター

 

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