【今週のコメント】
新しい年になりました。
とてもおだやかなお正月の日々のあとも、暖かい日が続きました。
今回は1月5日からの3日間だけの診療の報告です。
3日だけにしては感染性胃腸炎は多かったでした。それも家族内感染で大人の方が症状があったからですね。吐き気のある時にはとてもしんどいのですが、幸い続かないので少しの辛抱です。年齢の小さいお子さんはロタワクチンは1回だけ接種済で、白色便ではありましたが、ウイルスの検査はしていません。ロタウイルス胃腸炎はほとんど報告されていませんので、他のウイルスが原因なのでしょうか?
インフルエンザは流行入りと発表されているので、やはり増えています。すべてA型でした。年末年始の食事会や親戚の集まりで感染されています。今のところ小さい方は熱があっても陽性にはなっていませんが。
この春(いつ?)からの第5類引き下げが検討されている新型コロナウイルス感染症です。
日本全体では微増です。少し前までは東高西低だった新規感染者数は逆転しました。中四国や九州などでは、全国より増加幅が大きく、10万人あたりで全国を上回っています。全国の年代別の新規感染者数は、すべての年代で増加しており、人口あたりでは10代以下を始めとして若い世代が多くなっています。感染拡大地域では高齢者の新規感染者数の増加が進んでおり、全国では重症者数と死亡者数も増加傾向が継続し、特に死亡者数は、これまでの最高値である今夏の感染拡大時のピークを超えています。第7波はほぼ100%がオミクロン株のBA.5によるものでした。が、東京都の昨年12月末の調査によると、第8波ではBA.5が半分以下に減り、残りの大半はオミクロンの派生株であり、特に重症度が高まってはいないので、本当はもっと感染者が多いのではないかと言われています。
中国はワクチン接種キャンペーンを十分に行わず、病院の体制も整備せず、国民への説明もなく、段階をまるで踏まずにゼロコロナという制限を取り払い、制限緩和前から感染者は増えていたと言われていますが、今は感染者数の増加がすごいことになっています。ヨーロッパでの.感染者の増減に関するニュースは全く聞こえてこないので、国によるこの対応の差は何なんだろうと思ってしまいます。
小学校では、この連休明けからやっと新学期が始まります。長い冬休みでした。学校が始まると、今後はインフルエンザは増えてくるでしょうね。
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