【今週のコメント】
今年最後の診療が終わりました。先週ほどではなかったですが、やはり寒い日々。年末は少し穏やかになるようです。
今週の診療は4日間のみで、相変わらず目立つのは感染性胃腸炎です。家族内感染は多くはなかったでした。高熱が出て嘔吐等のおなかの症状の強い方が多かったかもわかりません。年齢の小さい方の下痢はちょっと続いています。全体に見て昨年ほどは多くはなさそうで、幸い老健施設での流行は話題にはなっていません。昨シーズンは1月もまだ多かったので、もう少し注意は必要かもですが。
今は眼脂の出ている人が多く、同時に熱が出ている方が少し。咽頭結膜熱かも?という方は1例でした。
小さいお子さんも含め、子どもさんは咳が非常にひどい、という方がとても多かったでした。熱はあまり上がらないのですが、何をしても止まらなくて眠れない。ステロイドの頓服でやっと効いたり効かなかったりでした。またRSウイルス感染症が多くなっているようです。年齢の小さいお子さんはあまり陽性にはならなかったのでしたが。
インフルエンザが当院でもでました。一人はB型!1人はA型です。京都府と京都市も25日には流行入りの発表をしました。厚生労働省は28日、全国で1週間に報告されたインフルエンザ患者数が、1医療機関当たり1.24.人となり、流行入りの目安となる1人を超えたと発表しました。全国で流行入りするのは2019年以来です。今からは学校内ではやることはないでしょうが、大学生とかになると、バイト先で感染が広がって行くかもです。今のところB型はあまり報告されていないのですが、過去の例を見ていると、結構西京区ではB型を見かけることが多い気がします。ここ2年は全く流行らなかったので、今シーズンB型が出るのかどうか全く予想はつかないですね。インフルエンザのウイルスはさほど変異していないので、大きな流行にはならないだろう、という意見もあります。どうなるでしょうか??
新型コロナウイルス感染症はピークはまだでしょうか?最近は両方の検査をしていますが、今週の後半はどちらも陽性にはならない方の方が多かったでした。熱だけで他の症状は全くないという方たちでした。
今年は新型コロナウイルス感染症の流行でとても大変な1年でした。当院にとっても激動のというような年でありました。
来年こそ良い年でありますように、皆様が健康に過ごせますようにお祈りいたします。
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