【今週のコメント】
雨が降ったのは1日だけでした。週末は非常に暑くなり、群馬県では最高気温40度を記録しました。観測史上初、と言うことです。一体どこまで気温が上がっていくのでしょうか!
感染性胃腸炎は相変わらず、2歳代までのお子さんの下痢が非常に治りにくい、というものが多いです。が、今週はおそらくノロウイルスが原因と思われるもので、家族全滅のところがありました。大人の方はひどい症状にはなっていませんでしたが、少ししんどいですね。続かないのが幸いです。
そして水痘が2例。同じ保育園で、皆ワクチン2回接種済なので、診断するのが難しいくらい軽かったでした。発端のお子さんは結構出ていたそうですが。水痘は、今年に入ってから、大人の方の感染を見ましたが、ここ数年ワクチンのおかげで流行することもなく、あまり診ていませんでした。が、流行がなくなったせいで、抗体価が落ちてくるようで、日本の他の地域でも、流行っている、と言う話を聞きます。今後は追加接種が必要になるかも知れません。
そしてインフルエンザ! 東京都内の公立小学校で、多数の感染者が出て学年閉鎖を行った、と言うことです。流行の程度とピークはその年によって異なり、夏季に患者が発生することもありますが、6月に学年閉鎖の措置をとる事態はコロナ禍以前においても“季節外れ”の稀なケースとなります。ウイルスは干渉しあうので、同時に二つのウイルスは流行しないのかも、と言われたりもしましたが、オーストラリア以外でも南米の国で流行が報告されたりしているので、今後は新型コロナウィルス感染症との同時感染も考慮しないといけないかもわかりません。海外で報告されている同時感染例は重症者は幸いいないようです。
新型コロナウィルスの感染者は最近は減らずに微増です。当院では今のところオミクロン株の再感染例は経験していません。
梅雨に入ってもあまり雨は降っていません。今後はしばらく曇りであっても、雨マークはついていません。梅雨明けも早いかも、と言われていますが、あまり雨の降らないのも困りますね。 |