山内医院では、厚生労働省感染症サーベイランスを1週間単位で実施し、保健所に報告しています。そのデータをもとに、分かりやすく加工し直したのが、このページです。いまこの地域ではどんな病気が流行っているのか、感染防止の目安にして下さい。
■= 10 ■= 1

2022年3月14日〜3月20日

(第11週)

6


12


1
2 3 4 5 6 7 8 9 10

14
15
 
19
20



咽頭結膜熱 (プール熱)
            0
A郡溶血性連鎖球菌感染症
                            0
感染性胃腸炎       2

  2

          1
   
5




水痘                           1
1
手足口病
                            0
伝染性紅斑(リンゴ病)
                            0
突発性発疹
    1
                     

1

百日咳
                            0
風疹
                            0
ヘルパンギーナ
                            0
麻疹
                            0
流行性耳下腺炎
                            0
RSウイルス感染症                            

0


インフル エンザ 6


12


1
2

3

4 5 6 7 8 9 10
 
14
15
 
19

合計

0

                          0
20
 
29
30
 
39
40
 
49
50
 
59
60
 
69
70
 
79
80


           
                          0

【今週のコメント】
20度を超える日があったかと思えば、週末は雨が降って気温が下がり、また寒くなりました。
16日深夜の福島県沖地震。亡くなられた方もおられ、広範囲での停電、その後の節電呼びかけ、復旧しない断水と、大雪警報も出された中、少しでも早く元通りの生活に戻れますようにお祈りいたします。
感染性胃腸炎は増えていません。大人の方はありませんでしたが、京都府下では、福祉施設でノロウイルスの集団感染があり、高齢者が亡くなられた、との報道がありました。他のちいきでも集団発生の報告はありましたが、1月の方が多かったようです。ロタウイルス胃腸炎は相変わらず全国的にも報告はありませんので、今後は多くはならないでしょう。
大人の水痘の方。1歳ごろにワクチン1回接種済です。熱はありませんでしたが、口腔内にも結構たくさん発疹はありました。まだ軽く済んで幸いです。感染源は不明です。
スギ花粉が最大飛散の日を迎え、飛散数の多い状況が続いています。花粉症の投薬希望の方が非常に増えました。日々つけているマスクのおかげで??鼻の症状はまだマシ、と言われる方もあるのですが。
新型コロナウイルス感染症は緩やかに減ってきています。重傷者数、死亡者数も減りました。京都での死亡者は、3か月弱で、昨年7〜12月の第5波の死者数(49人)の6倍に達しています。これは感染者がそれだけ多いということで、死亡率は、第5波までの0.81%に対し、第6波は0.24%。70歳以上に限っても2.16%で、第5波までの7.18%よりも低くなっています。60歳代以上が95%で80%が基礎疾患のある方でした。蔓延防止等重点措置は、連休最終日の21日までで全面解除されます。が、今後もまだ注意は必要です。春休みにもなり、暖かくもなって来ているのですが、外で思いっきり遊ぶことはできるでしょうか。子どもたちがマスクを外せる日はいつになるでしょうか。
韓国の新規感染者数も最高60万人を超えていましたが、今は30万人台まで減ってきました。連日死者が急増していますが、重症患者は死者よりも増加のペースが鈍いということです。感染者の累計では1000万人近くなっています。人口10万人当たりのコロナによる死者数は2月第3週の0.6人から3月第2週の2.61人へと4.4倍に増えています。今から増えるでしょうか。世界全体でも、今感染者の多いのはアジアの国々のようです。イギリス、ドイツ、フランス等でも、また少し増えてきたりしています。株の変化によるものか…。終わりは見えないのでしょうか。

ロシアのウクライナの侵攻も3週間になります。ウクライナ人の士気を撃ち砕くために、ロシア側は暴力や恐怖による群衆の統制と抗議活動の抑制計画を策定している、ウクライナ大統領のAI画像による偽演説等々、ロシア側が思い通りにならずにますます攻撃がエスカレートしているようです。
暗いニュースばかりが目につくのですが、いつか地球上で紛争のない日は来るのだと信じて、今は何ができるのか、ゆっくり考えていきたいですね。

● リンク
京都市衛生公害研究所 国立感染症研究所感染症情報センター

 

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