【今週のコメント】
ずいぶん寒い日が続いています。関東地方では大雪が積もった所が多かったでした。そんななか、中学校は7日から新学期が始まっています。
今週は水曜日からお正月あけ、4日間の診療だけで、全体に受診者は少なかったでした。
報告すべき疾患は感染性胃腸炎だけです。家族内感染もあり。お子さんの症状よりも大人の方の方が少ししんどかった例もありました。保育園は始まっていますが、まだ行っていませんという人も多くて、お正月の間にどこかで感染した、というような状況です。
熱が出ている方はありましたが、インフルエンザのようではなかったので検査はしていません。咽頭発赤の強い方はありましたが、溶連菌感染症の咽頭所見ではありませんでした。周りではまだあまり流行っていません。
手足口病はさすがに今週はありませんでした。
新型コロナウイルス感染症、オミクロン株の感染者が激増しました。今の感染者は昨年のクリスマスの頃に感染しているので、その後の年末年始の人出で、これからも増えてきそうです。重症者はほとんどありません。感染経路不明の割合は60%前後で、これまでのデータと変わりません。これからはもっともっと増えていきそうなのですが、どれだけチェックして拾い上げて行くべきなのか…。蔓延防止措置が沖縄等で適用されますが、皆はまたか、という気持ちでいるかもしれません。日本よりずっと厳しい制限をしている海外の国々でも、感染者は非常に多くなっています。感染の広がりは止められていません。この新型コロナウイルスとは、これからもずっと付き合っていかないといけなない病気になっていることは間違いなく、本当に早く第5類感染症になってくれないものかと思います。オミクロン株は肺の細胞ではなく、上気道に感染するので感染力が強く、症状が軽いということです。診断されずにすでに罹患されている方も多いのでは?経口の薬ができてきているとはいえ、誰でも処方できるわけではなさそうなのですが。
小学校は成人の式連休のあとから始まります。雪マークが付いた日がまだあるような、寒い日々になりそうです。今年は寒い冬で、冷え込みがずいぶん厳しいのでお気をつけください。
|