【今週のコメント】
23日は風が強くてとても寒かったでした。近畿地方で「木枯らし1号」が吹いたと発表されました。2020年と同日で、気象台の観測としては、記録のある1955年以降で20年などと並んで最も早い冬の到来となりました。
感染性胃腸炎はパラパラでした。ノロウイルス胃腸炎の流行する年は、今ごろから増えてくる時もありましたが、ほとんど話題になりません。今年も流行しないかもわかりませんね。
他には手足口病が1名のみでした。湿疹はあまり多くはなく、口内炎の口の痛みがひどく、あまり食べられないのがつらかったでした。
朝晩の冷え込みが強く気温も低くなったので、年齢の小さいお子さん達はハナミズがズルズルとずっとたれ続けたり、鼻詰まりがひどくて寝られなかったり、と言う方の受診が増えました。小学生以上のお子さんたちはひどくはないのですが、咳が出る、夜にも咳で少し目が覚める、といった症状が中心でした。
それ以外にはやはり喘息の発作で寝られなかったり、喘鳴が聞こえる方の受診が多かったでした。
新型コロナウイルス感染症、京都市では新規感染者ゼロの日もありました。昨年の5月以降1年半ぶりのことでした。その後はパラパラと一桁で感染者はありますが。北海道や沖縄では下げ止まりからやや増えてきているか、と言うような状況です。ワクチン接種の進んでいたイギリスでは、今また感染者が非常に増えています。重症者は少ないのですが。高齢者を対象に3回目のワクチン接種が予定されています。イスラエルも感染者が再び増えたのち、3回目のワクチン接種者がすすんで来たからか、今は少なくなっています。が、ロシアをはじめ、ヨーロッパの国々では増加傾向にあるところが多いようです。ワクチンは効果があるのですが、半年くらいで免疫が切れてくるのが問題です。いずれインフルエンザと同じ扱いになったとしても治療があるかないかでかなり違いますね。
日本製のワクチン開発も進んできています。治療薬もです。これらの今後に期待です。
夏からいきなり冬になってしまった感じであります。これからは暑さが戻ることはなさそうです。こんな変な季節の進み方で、今年の紅葉はどうなんでしょうね。 |