【今週のコメント】
晴れると暑い、天気が悪いと肌寒いという1週間でした。最初の予報通りに、雨の降り続く1週間ではありませんでした。
報告すべき疾患は感染性胃腸炎のみ。しかも5名だけでした。とはいえさほど来院する患者さんが少ない、と言うわけではなかったのですが。年齢の小さいお子さんばかりでしたので、下痢が続くのが目立ちました。
RSウイルス感染症がまだ出ています、と言う保育園はありますが、今週も検査をしても陽性になるお子さんはありませんでした。ただし、保育園で出ているから、と言う理由だけでは、検査をする意味がないことは、強調しておきます。咳がひどく、咳止めを飲んでも全く効果がなく、ずっと咳が出続けているというお子さんが多かったでした。熱は上がらないのですが、痰はさほど多くない、でも出ると止まらない、夜もあまり眠れないという、とてもしんどい症状でした。一番効果のあるステロイドの頓服さえも効かないので、回数多く飲んで、炎症が静まるのを待つしかないようなつらい状態でした。
季節の変わり目であるからか、喘息の発作の出る方も増えてきました。
咳もハナミズもなく、高熱だけが続くという夏風邪のお子さんも多いです。
新型コロナウイルス感染症は、緊急事態宣言解除前ではありますが、微妙に増えているかもしれません。この自然の増減は、何が原因なのでしょうか?ワクチン接種の進んでいるイギリスでは変異株(デルタ株)が増えているためか、感染者が急激に増えつつあります。感染者はワクチン接種をしていない若い世代に多いと言うことです。致死率はさほど増えていないようです。本来ワクチンは発症予防のものでありますので、陽性者はまだまだ見つかるでしょう。もともと変異はする、と言われているウイルスでありますので、もうキリが無いような気もしてきました。日本中の人たちにとってはワクチンが受けられれば、ひとまず安心、と言うような状況にはなってはいますが。
来週は比較的天気が良い日が多そうです。早い梅雨入りでしたが、天気が悪い日ばかりではないので、少し気分も晴れそうですね。
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