【今週のコメント】
前半は雨の降り続いた1週間でした。後半は晴れ、家の中にいるとひんやりしているけれども、午後から外に出ると暑いくらい、そしてまた夜はひんやり、という今の季節独特の気候です。基本的には穏やかな過ごしやすい時期になってきました。
感染性胃腸炎は診療日数の少なかった先週とあまり変わらない数ですが、今週は食中毒の事例がありました。新聞にも載っていた某店でありますが、カンピロバクターでした。食べた人全員が症状が出るわけではなく、お子さんの方が高熱が出たり、非常に強い腹痛があったり、と全体に重いようです。が、この腸炎は潜伏期間が長い為、他にもカンピロバクターが検出されても、何が原因か良くわからない方もありました。お子さんはいろいろなものを口にするので、集団で発生していなければ原因を確かめるのは難しいです。家族全例ほぼ同時に発症していて先行感染者がはっきりせず、外食をされているので食中毒は否定できないかも…、というような例もありました。食中毒は便中の菌を証明する事と、他に同じ様な症状のある方が出ている事を確認できなければ立証は難しいですね。症状が軽ければ医者にはかからない方もいるかもしれません。保健センターの調査が必要になります。新聞に載る、という事はこれらが確認されて、複数の感染者がいる、という事です。先の死者もでた集団食中毒事件のように、腸管出血性大腸菌が原因では無かったので、死に至るような重い症状がでなくて幸いでしたが。生の牛肉を食べなくても、カンピロバクターは鶏肉に多いので、要注意(料理屋さんも!)です。
あとは水ぼうそうが近くの幼稚園で流行っているので、少し多かったでした。そしてインフルエンザの患者さんがまだあります。
今は気候の良い時期で、修学旅行、岬の家、お泊り保育、と家を離れての行事が多くなります。明日、明後日から出発するのに体調が悪くなったり、行っているあいだにしんどくなった、と言って来られる方もありました。違う場所にでかけるのに、気温差も考慮した準備を充分していって下さいね。
■今週のトピックス<溶血性尿毒症症候群>
以前に、腸管出血性大腸菌感染症のお話はしましたが、その時にもこの溶血性尿毒症症候群をおこして、亡くなる方もあると言いましたが、この溶血性尿毒症症候群についての詳しい話をしていなかったので、今回はこのお話をします。
こちらをご覧ください。
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