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| 山内医院では、厚生労働省感染症サーベイランスを1週間単位で実施し、保健所に報告しています。そのデータをもとに、分かりやすく加工し直したのが、このページです。いまこの地域ではどんな病気が流行っているのか、感染防止の目安にして下さい。 |
■= 10 ■= 1 |
2025年11月24日〜11月30日
(第48週) |
6
ヶ
月
迄 |
12
ヶ
月
迄 |
1
歳 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10

14 |
15
19 |
20
歳
以
上 |
合
計 |
咽頭結膜熱
(プール熱)
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0 |
A郡溶血性連鎖球菌感染症
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1
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1
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| 感染性胃腸炎 |
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2
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2
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| 水痘 |
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0 |
手足口病
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0 |
伝染性紅斑(リンゴ病)
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0 |
突発性発疹
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0 |
百日咳
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0 |
風疹
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0 |
ヘルパンギーナ
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0 |
麻疹
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0 |
流行性耳下腺炎
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0 |
| RSウイルス感染症 |
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0 |
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【今週のコメント】
少し気温の高い日々が続きました。最低気温は10度を切っているので、朝晩はとても寒いです。イチョウも色はすっかり変わって、葉が道にたくさん落ちて積もって、風に舞い上がって飛んでいくのでした。
連休明けは非常に忙しかったでした。週末から熱があがって、ほとんどの方がインフルエンザ。急病診療所に行ったけれども、あまりに人が多すぎて受診せずに帰ってきた、と言われていた方もありました。とても多くなっています。とはいえ1週間を終わってみると、先週より少し多いだけの報告数なのでした。B型が1名おられました。昨年は年末年始にインフルエンザが固まって発生して終わったので、すでに昨年の当院での感染者数よりも多くなりました。減っていた沖縄も少し上昇して、第47週ではすべての都道府県で前週より増加しています。多いのは関東以北です。国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近5週間(2025年第43週〜2025年第47週)では、AH3亜型が185件(94%)、AH1pdm09が6件(3%)、B型が6件(3%)の順となり、圧倒的にAH3亜型が増えています。そのAH3亜型もサブクレードKというマイナーな抗原ドリフトが起こったようなので、世界的な大流行になるかもと言われています。抗原シフトはしていないので、新型ウイルスにはなりません。最近はAH3型は、AH3香港型のようには呼ばれずにAH3亜型、という言い方になっていますね。今年はB型の流行年に当たるので、どれだけ感染者が増えるでしょうか。大人の多かった昨年とは違い、今年は14歳以下の占める割合が3/4ほどになっています。大人の感染者は少ないと言いましたが、今週は保護者の感染も少し増えてきています。
そして、それ以外の感染はとても少なく!ちょっとびっくりするくらいでした。多くなるはずの感染性胃腸炎もたった2人。溶連菌感染症も1人のみでした。
ほとんどの方がインフルエンザでしたので、それ以外の急性呼吸器感染症は、調べても陰性だった方が含まれ、男性20名女性31名とかなり少なかったでした。1〜4歳は14名、5〜9歳が17名、10〜14歳は12名と5〜9歳が一番多い状況は変わりません。15歳以上はパラパラのみでした。
もう明日から12月です。でも明日の最高気温は20度と!その後は最高気温10度。最低気温1度の日もあり。いつまでもこの毎日の気温差にはついていけません。インフルエンザがまだまだ増えてきそうで、皆様、部屋は乾燥しないように、また十分に換気をしてお過ごしくださいませ。
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