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山内医院では、厚生労働省感染症サーベイランスを1週間単位で実施し、保健所に報告しています。そのデータをもとに、分かりやすく加工し直したのが、このページです。いまこの地域ではどんな病気が流行っているのか、感染防止の目安にして下さい。 |
■= 10 ■= 1 |
2025年2月24日〜3月2日
(第9週) |
6
ヶ
月
迄 |
12
ヶ
月
迄 |
1
歳 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10

14 |
15
19 |
20
歳
以
上 |
合
計 |
咽頭結膜熱
(プール熱)
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0 |
A郡溶血性連鎖球菌感染症
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0 |
感染性胃腸炎 |
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1
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2
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1
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1
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1
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1
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1
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1
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9
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水痘 |
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0 |
手足口病
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0 |
伝染性紅斑(リンゴ病)
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1
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1
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2
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突発性発疹
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0 |
百日咳
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0 |
風疹
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0 |
ヘルパンギーナ
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0 |
麻疹
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0 |
流行性耳下腺炎
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1
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1
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RSウイルス感染症 |
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1
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1
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【今週のコメント】
3月になりました。雪の降る寒い日々から一転して暖かくなりました。今度は豪雪地帯は雪崩に注意と、なかなか安心できない毎日です。
先週B型が陽性がでた、と書いたインフルエンザですが、週明けはそのクラスのお子さんがたくさん感染して、アッという間に学級閉鎖。他のクラスや学年にも広がって、その学校で熱のあるお子さんは全員インフルエンザB型でした。兄弟関係で保育園や中学生もおられましたが、他の集団の中では広がっていません。後で聞くとお母さんも感染した、という方が何人かおられました。他の地域では陽性になる方もなく、熱が出てもインフルエンザではないお子さんのほうが多かったでした。国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近5週間(2025年第4週〜2025年第8週)ではAH1pdm09が154件(74%)、AH3亜型が44件(21%)、B型が10件(5%)の順で、B型の割合が少し増えているようではありました。日本全体では報告数は減っていますが、増えてきている都道府県も10ほどはありました。今後はどうなるでしょうか。
感染性胃腸炎は減少傾向のようです。小さいお子さんでは下痢が少し長引く方もおられますが、嘔吐が治らないような重い方はありませんでした。
伝染性紅斑はコンスタントに数人ずつで続けているようです。今週は手足だけでなく、腹部、背部にも発疹が出ている方がありました。形状はレース様発疹で溶連菌は陰性だったので、おそらく伝染性紅斑だと思われます。保護者の皆様は過去に感染している方が多いのですが、時々かかっていない、またはわからない、と言われます。大人の場合は、発疹がはっきりせず、あるいは全身にもでて、関節痛が強く出るので、女性の方は要注意。ウイルスは胎盤を通過するので、妊娠中の方には近づかないようにしてください。数週後に同じような湿疹がまた出る方もあり。アレルギー反応?で湿疹が出てくるようなので、感染力は湿疹の出るころにはないのですが。
大人の方で、熱は微熱ですぐ下がったものの、体のだるさがある、ということで調べるとCOVID-19が陽性でした。昨年の今頃よりも全く増えてきません。何回も言いますが、わからずに受診もせず、治っている方が多いのだと思われます。
週末は暖かかったのですが、また寒くなり、関東地方は雪が降るかも、の予想です。遅れていた梅はやっと開花を始めているのですが、どうなることでしょう。本当に気温差が有りすぎるので、お気を付けください。スギ花粉の飛散も大量にはじまりました! |