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山内医院では、厚生労働省感染症サーベイランスを1週間単位で実施し、保健所に報告しています。そのデータをもとに、分かりやすく加工し直したのが、このページです。いまこの地域ではどんな病気が流行っているのか、感染防止の目安にして下さい。 |
■= 10 ■= 1 |
2024年3月25日〜3月31日
(第13週) |
6
ヶ
月
迄 |
12
ヶ
月
迄 |
1
歳 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10

14 |
15
19 |
20
歳
以
上 |
合
計 |
咽頭結膜熱
(プール熱)
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0 |
A郡溶血性連鎖球菌感染症
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1
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1
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2
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感染性胃腸炎 |
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1
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2
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4
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5
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1
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2
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3
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水痘 |
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0 |
手足口病
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0 |
伝染性紅斑(リンゴ病)
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0 |
突発性発疹
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0 |
百日咳
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0 |
風疹
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0 |
ヘルパンギーナ
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0 |
麻疹
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0 |
流行性耳下腺炎
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0 |
RSウイルス感染症 |
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0 |
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【今週のコメント】
日本の北部では降雪するほどの寒い週明けでしたが、その後徐々に気温が上がって、週末は最高気温22度!昼は暑いくらいでした。三寒四温の時期とはいえ、気温差が激しすぎて身体がとてもついていけません。
今週の一番報告数の多い病気は感染性胃腸炎でした。幼児さんが多く、兄弟で感染あり。集団で出ている保育園がありました。前に流行したことのある園で、発症した年齢が違ったかもです。大人の方はうつった保護者もおられましたが、単発の若い方たちでした。もう春休みなので、これ以上は多くはならないと思われます。
インフルエンザが先週より増えました。そして、24日に行った急病診療所でA型陽性のお子さんが出ていたので、今頃また増える?と思ったのですが、当院でもA型が検出されだしました。昨シーズンに流行が再開してから、A型2回、B型にも、と3回感染されているお子さんは多いのですが、今回12月にA型罹患、2月にB型、そして、今週熱発してまたA型と、3か月の間に3回インフルエンザに罹患された幼児さんがおられました。今までに一度もインフルエンザには罹ったことがない、という大人の方もおられる中、この感染しやすさの差、というのは一体何なんでしょう?インフルエンザの頻回罹患者は何か違うのかと、データを取ったことはありますが、違いはよくわかりませんでした。国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近5週間(2024年第8週〜2024年第12週)ではB型が196例(86%)、AH3亜型が18件(8%)、AH1pdm09が15件(7%)の順で、圧倒的にB型が中心です。
今週はCOVID‐19の感染者はありませんでした。京都府の報告数は徐々に少なくはなっているのですが、下げ止まりの感ありです。4月からは特別の点数配慮もなくなり、治療薬の公費負担もなくなります。若い方は軽症なので、受診も少なくなり、検査の頻度も減るかも知れません。
やや報道が減った感ありの麻疹。第11週で報告数は20名。すべて検査診断のみです。臨床症状では診断されません。20〜39歳で70%を占めています。4歳以下の方たちは20%、ワクチン未接種です。0歳以下が3名おられるので、これは仕方がないのですが。渡航歴は1名はありです。他は不明。京都府はいまのところ飛行機で感染した宇治の方のみで、増えていません。
週末は5月上旬並みの陽気でした。開花の遅れている桜もやっと咲きだしたようです。これから一気に花開いて、街は明るくなるでしょう。今年は入学式の頃に満開になりそうですね! |