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山内医院では、厚生労働省感染症サーベイランスを1週間単位で実施し、保健所に報告しています。そのデータをもとに、分かりやすく加工し直したのが、このページです。いまこの地域ではどんな病気が流行っているのか、感染防止の目安にして下さい。 |
■= 10 ■= 1 |
2024年2月26日〜3月3日
(第9週) |
6
ヶ
月
迄 |
12
ヶ
月
迄 |
1
歳 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10

14 |
15
19 |
20
歳
以
上 |
合
計 |
咽頭結膜熱
(プール熱)
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0 |
A郡溶血性連鎖球菌感染症
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2
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1
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3
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感染性胃腸炎 |
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2
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3
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1
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2
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1
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3
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4
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水痘 |
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0 |
手足口病
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0 |
伝染性紅斑(リンゴ病)
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0 |
突発性発疹
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0 |
百日咳
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0 |
風疹
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0 |
ヘルパンギーナ
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0 |
麻疹
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0 |
流行性耳下腺炎
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0 |
RSウイルス感染症 |
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0 |
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【今週のコメント】
3月になりました。晴れると少し気温は上がっていましたが、冬の嵐のような風雨の夜もあって、雨の多い寒い1週間でした。暖かい春はまだもう少し先のようです。
今週の一番多い報告は、感染性胃腸炎でした。とはいえ、10人台ですので、今までよりは少なくなりました。症状は突然の嘔吐から始まるノロウイルス胃腸炎を思わせるものが多く、大人の方は家族内感染だったり、お1人だけ発症された方もありました。全体に大きい人たちはしんどいのですが、軽症でした。また、西京区内の保育園で集団発生があり、保健センターの調査がはいったところもあるようです。
インフルエンザはかなり少なくなりました。9月ごろから感染者が出だして、受診者の多い時もありましたが、印象としては小流行。感染者数をトータルすると、中流行くらいの数にはなりました。全国でみると、多かった九州地方でも報告数は減ってきました。北海道や山形、群馬などが第8週ではまだ増えています。国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近5週間(2024年第4週〜2024年第8週)ではB型が142例(55%)、AH3亜型が62件(24%)AH1pdm09が54件(21%)と、圧倒的にB型優位になりました。当院ではこの1週間はすべてB型のみでした。
どうやら本当にCOVID-19は峠を超えたようです。大きな流行にはなりませんでした。大人の方は、あまり高熱にはなっていなくても陽性になっていたり(過去の感染の差?)小さいお子さんの場合はやはり高熱は出るようです。あまり続かないのですが。これで、次はいつ多くなってくるでしょうか?過去には暑い時と寒い時だけでなく、春先にも感染者が多くなった時もありました。もう風邪で、良いのだと思いますが、まだまだ高齢のかたは入院率も高いです。重症の呼吸器不全になられる場合は少なくなっています。
雪が降るような冷え込みはひと段落ですが、来週も気温の低くなる時はあります。スギの花粉症の症状の出る方が、非常に増えてきました。花粉は髪の毛にたくさん着くようです。帽子等で工夫するのが良いでしょう。
梅は満開。今年の桜の開花は早いのでしょうか? |