山内医院では、厚生労働省感染症サーベイランスを1週間単位で実施し、保健所に報告しています。そのデータをもとに、分かりやすく加工し直したのが、このページです。いまこの地域ではどんな病気が流行っているのか、感染防止の目安にして下さい。
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2022年2月28日〜3月6日

(第9週)

6


12


1
2 3 4 5 6 7 8 9 10

14
15
 
19
20



咽頭結膜熱 (プール熱)
            0
A郡溶血性連鎖球菌感染症
                            0
感染性胃腸炎     1
                2

  1
4



水痘                             0
手足口病
                            0
伝染性紅斑(リンゴ病)
                            0
突発性発疹
          1
               

1

百日咳
                            0
風疹
                            0
ヘルパンギーナ
                            0
麻疹
                            0
流行性耳下腺炎
                            0
RSウイルス感染症                            

0


インフル エンザ 6


12


1
2

3

4 5 6 7 8 9 10
 
14
15
 
19

合計

0

                          0
20
 
29
30
 
39
40
 
49
50
 
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60
 
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                          0

【今週のコメント】
3月になりました。始まりの日は雨で寒かったですが、その後は気温が上がり、春の日差しが暖かだと思ったのに日曜日は風が吹いて寒くなりました。三寒四温の日々です。
感染性胃腸炎が少し。保育園で嘔吐したお子さんが二人ほど、というように聞きましたが、そこでは増えていないようです。小学生は腹痛が続いていたり、下痢が治りにくい方がありました。大人の方は家族内感染ではありません。
突発性発疹、年齢はずいぶん大きいのですが、報告は4歳まではあり、なので、一応あげてみました。高熱3日間、下がってからの発疹。発疹の形も突発性発疹のものでした。過去には感染したことはあると言われていましたが、原因ウイルスは2種類あるので…。
あとは新型コロナウイルス感染症です。感染者は徐々に減っている状態です。心配されて微熱で受診される方は、すぐには検査はしていません。その後再受診される方はあまり多くないので結局熱は上がってこないのでしょう。少し前から言っていますが、検査をしても陽性にならない方は増えています。熱の他にあまり症状がないので、アデノウイスル感染症のような高熱が続くお子さんが少し増えているのかもしれません。一人でも感染者が出れば学級閉鎖をする、というのは日本の政令指定都市では京都市と札幌市だけのようです。他の都市では2.3人出れば学級閉鎖をしているので、早くこの方法に変えるべきですね。今のままでは、意味のない学級閉鎖をあちこちのクラスで行っている、というように感じます。
沖縄では減りだしていたのが、今上昇に転じています。米軍基地からずいぶん早くオミクロンの感染が始まり、今は10歳以下の感染者が中心になっています。ステルスオミクロンが分離されているということですが、このウイルスの意味合いがよくわかりません。世界的には感染者は減ってきています。今増えているのは韓国、ベトナム、香港等、アジアの国々です。この波が落ち着いたら、次は何が出るのでしょうか、出ないのでしょうか?
ロシアはコロナの心配は減ってきたからか、ウクライナへの侵略を続けています。一体誰の意思で行われているのか…。思想の違いによる殺し合いというものは、全く理解ができません。このために亡くなり、苦しむ人々がたくさんいることには無頓着なのですね!
来週始め頃までは冷え込む日が続きますが、その後は暖かくなって来るようです。スギ花粉の飛散も多くなってきました。今まで以上に外出時には気を使わないといけないですね。

● リンク
京都市衛生公害研究所 国立感染症研究所感染症情報センター

 

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