山内医院では、厚生労働省感染症サーベイランスを1週間単位で実施し、保健所に報告しています。そのデータをもとに、分かりやすく加工し直したのが、このページです。いまこの地域ではどんな病気が流行っているのか、感染防止の目安にして下さい。
■= 10 ■= 1
2011年11月7日〜11月13日

(第45週)
6


12


1
2 3 4 5 6 7 8 9 10

14
15

19
20



咽頭結膜熱 (プール熱)
                0
A郡溶血性連鎖球菌感染症
                  1
        1
感染性胃腸炎   1
1
2

  2

          1
2

1
10
水痘       1
                    1
手足口病
      2

  1
              1
4



伝染性紅斑(リンゴ病)
                            0
突発性発疹
    1
                      1
百日咳
                            0
風疹
                            0
ヘルパンギーナ
                            0
麻疹
                            0
流行性耳下腺炎
                            0
RSウイルス感染症                             0

インフル エンザ 6


12


1
2

3

4 5 6 7 8 9 10

14
15

19

合計
0
                          0
20

29
30

39
40

49
50

59
60

69
70

79
80


           
                          0

【今週のコメント】
予想通り週の半ばまでは非常に寒くなりました。とはいえ、これが本来の11月の気候であるのでしょうね。週末は久しぶりに良い天気で暖かくなりました。
寒くなってきましたので、咳、ハナが出て、少し熱発するような風邪の方の受診が多くなりました。が、全体に重症の方はありません。インフルエンザかと思うような高熱の出る方も多くなりましたが、今のところは検査をしても陽性にはなりません。全国的にも報告は非常に少ないです。今はワクチンを接種に来られる方が多くなっていますので、感染しないように気をつけないといけないと思いますが、本来は流行の開始は1月中旬以降ですので、今インフルエンザが発症するほうが稀だとは思います。相変わらず感染性胃腸炎は増えませんので、今年はあまり多くない年なのか?ずいぶん気温が高かったので、立ち上がりが遅いだけかもわかりません。マイコプラズマ肺炎ではないか?と言って受診される方が非常に増えています。確かにクラスで数人入院した子がいる…という学校もあるようです。咳がひどく続いている方が非常に多いですね。検査をしても抗体が上がっていないお子さんもありますので、皆がマイコプラズマではないと思うのですが、やはり気になって抗生物質はほとんど出しています。効果がもうひとつでもあったりするのですが。
七五三の頃です。お参りに行くので風邪を治しておきたい、と言ってこられる方もぱらぱら。一生に1回のことですものね。

インフルエンザワクチン接種に来られる方が急に多くなってきました。例年のように午後の診療は少し早めに4時半ごろから始める時もあると思います。水曜日は3時過ぎより接種を開始します。土曜日の診療はしばらく8時半から始めたいと思います。待合が混雑してご迷惑をおかけするかと思いますが、よろしくお願いいたします。
詳細はお問い合わせください。



■今週のトピックス<今年度の手足口病のまとめ>
今年は未だに手足口病の患者さんが来られています。今見られているものは、あまり熱も出ず、異様な水疱が出たりはせず、本来の手足口病のようではありますが。ヘルパンギーナと違って、例年冬でも散発的な流行がみられる病気ではあるのですが、今年の流行は特徴的で、京都市衛生環境研究所がまとめていましたので、転記します。

手足口病の定点当たり報告数は第28週(7月11日〜7月17日)に12.68となり、昭和57年に感染症発生動向調査が開始されて以降最も高くなりました。第28週のピーク後も過去5年平均値に比べ報告数が高い状態が続いています。例年報告数が低下する第43週においても、定点当たり報告数は0.69(27例)で、過去5年平均値(0.18)を大きく上回りました。

手足口病の原因ウイルスはコクサッキーAウイルス16型(CA16)とエンテロウイルス71型(EV71)が代表的ですが、本年はCA16、EV71は分離されていません。7月まではコクサッキーAウイルス6型(CA6)が主流で、8月にコクサッキーAウイルス10型(CA10)、コクサッキーBウイルス4型(CB4)などが、9月にはコクサッキーBウイルス3型(CB3)、CB4が分離されています。
CA6は昨年まではヘルパンギーナ、かぜ症候群から多く分離されてきたウイルスですが、本年は手足口病(27件),かぜ症候群(15件)、ヘルパンギーナ(8件),その他(2件)から分離されています。

第43週までの年齢階級別の累計では、1歳以下が42.4%で過去5年平均値(31.7%)に比べ多くなっています。

本年の手足口病は
1)発疹の出現部位が異なり、手足の末端だけなく起始部にも多かったこと、躯幹にもみられたこと
2)水疱は扁平で臍窩を認め,しかもこれまでより大きい
3)爪の変形、剥離がみられたこと
が特徴でした。

● リンク
京都市衛生公害研究所 国立感染症研究所感染症情報センター

 

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