山内医院では、厚生労働省感染症サーベイランスを1週間単位で実施し、保健所に報告しています。そのデータをもとに、分かりやすく加工し直したのが、このページです。いまこの地域ではどんな病気が流行っているのか、感染防止の目安にして下さい。
■= 10 ■= 1
2011年4月18日〜4月24日

(第16週)
6


12


1
2 3 4 5 6 7 8 9 10

14
15

19
20



咽頭結膜熱 (プール熱)
                        0
A郡溶血性連鎖球菌感染症
      1
  1
        1
      3


感染性胃腸炎    
6




4



3


5




  2

1
  1
5




  2

29








水痘       1
  1
                2

手足口病
                            0
伝染性紅斑(リンゴ病)
                1
          1
突発性発疹
  1
                        1
百日咳
                            0
風疹
                            0
ヘルパンギーナ
                            0
麻疹
                            0
流行性耳下腺炎
                            0
RSウイルス感染症                             0

インフル エンザ 6


12


1
2

3

4 5 6 7 8 9 10

14
15

19

合計
14



    3


1
    2

  1
    3


2

12

20

29
30

39
40

49
50

59
60

69
70

79
80


           
    2

                    2

【今週のコメント】
週末はまたしても寒くなりました。お昼は気温は上がるのですが、夜の冷え込みが応えます。もうすぐ5月になろうという時期なのですが。東北地方は今、桜が元気に花開いているようです。寒さはもっと厳しいのですが。
インフルエンザが少し増えました。週始めにB型インフルエンザで一家全滅、という珍しいパターンがありました。洛西地方の小学校ではA型で学級閉鎖した所もあります。近隣の保育所では、1〜2歳がB型、年長さんはA型が流行しています。同じ兄弟で熱が出ても型が違っています!中学生はB型です。今はA型が多いのか、B型が多いのか良くわかりません。A型はAH1(2009)型(新型)ではなく、AH3型(香港型)中心のようですが。1昨年、新型インフルエンザ発生!と日本でパニックになっていた時に、5月上旬に北区の小学校でA型が大発生して、新型なのに隠している…、と、一部保護者で大騒ぎになった事を思い出します。あれはAH3型でした。この時期にA型が増える事があるようですね。終息宣言がだされるのはまだまだのようです。感染性胃腸炎は相変わらず4歳以下で多いです。下痢が長引いている例は少し減ったような気もします。急病診療所は今日はとても患者さんが多く、忙しかったようです。インフルエンザは他地域でも非常に増えているようです。
そろそろ新しい生活に慣れたものの、疲れて熱を出したりする方が増えてきています。初めて保育所に行き出した方は、早々にいろいろな風邪をもらい、治ってもまた違う風邪に感染して…、という状態になっています。保護者にとっては、ずっと治っていない、と感じられるようですが。もう少ししたら感染しにくくなりますので、ゆっくり待って下さい。とはいえ、仕事を始めたばかりのお母さんにとっては仕事を休むのが大変なのですが・・。


■今週のトピックス<麻疹>

何故今また麻疹?!とお思いでしょうが、今年は麻疹の報告が非常に多くなっています。どうやら輸入麻疹がきっかけのようです。関西は少ないようですが、他の地域で報告が多いです。国立感染症情報センターのホームページから転記します。


1〜4月に埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、愛知県、大阪府、岡山県、広島県、香川県、福岡県の10都府県から34件の麻疹ウイルスの分離・検出が報告されています。
D4型:1月1件、3月1件、4月5件、計7件
・東京都1月1件、英国から入国する2日前に発症した患者から
・大阪府3月1件、フランスから帰国して3日後に発症した患者から
・東京都4月5件、ドイツ・スイス・フランスから帰国して13日後に発症した患者、フランス
から帰国して2日後に発症した患者、フランスから入国して5日後に発症した患者各1例
と渡航歴のない散発例2例から
D8型:3月広島県1件、オーストリアから帰国して8日後に発症した患者から
D9型:1月12件、2月9件、3月2件、計23件
・愛知県1月3件、2010年11月から続いている感染拡大による集団発生例から
・東京都1月2件、シンガポール・スリランカから帰国する3日前に発症した患者とフィリピン
から帰国して9日後に発症した患者から
・東京都2月2件、3月2件、渡航歴のない散発例から
・埼玉県2月1件、渡航歴のない散発例から
・神奈川県1〜2月2件、フィリピンから帰国して7日後に発症した患者とその家族から
・岡山県1月1件、フィリピンから帰国して8日後に発症した患者から
・広島県1月5件、2月4件、フィリピンから帰国した翌日に発症した患者1例とその周囲への
感染拡大による集団発生例6例、および地域の散発例2例から(速報参照)
・香川県2月1件、広島県で感染したと推定される患者から(速報参照)
G3型:2月千葉県1件、インドネシアから帰国して10日後に発症した患者から(速報参照)
A型(ワクチンタイプ):1月2件
・東京都1月1件、発疹症患者、ワクチン接種13日後にから採取された検体から
・福岡県1月1件、麻疹疑い患者、ワクチン接種歴不明

下記のグラフは東京都のものです。ウイルスの分離数でも分かりましたが、少なくなっていたのは、2009年、2010年のみのようです。

6歳以下で、ワクチンを1回接種しても感染している人がいます。6歳以降で、2回接種しても感染している例があるようです。この報告は臨床症状だけによる者も含まれているので、伝染性紅斑等の紛れ込みもあるようですが。


日本では2012年麻疹撲滅を目指していますが、どうやらほど遠いです。ワクチン接種後の感染もあるようですが、2期・3期・4期のワクチン接種の漏れの方を救済する方法を、もっと真剣に考えないといけないのではないでしょうか?外国のように、受けていなければ学校に進学できないとか…。3期・4期のワクチン接種はあと2年で終わります

● リンク
京都市衛生公害研究所 国立感染症研究所感染症情報センター

 

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