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山内医院では、厚生労働省感染症サーベイランスを1週間単位で実施し、保健所に報告しています。そのデータをもとに、分かりやすく加工し直したのが、このページです。いまこの地域ではどんな病気が流行っているのか、感染防止の目安にして下さい。 |
■= 10 ■= 1 |
2025年1月6日〜1月12日
(第2週) |
6
ヶ
月
迄 |
12
ヶ
月
迄 |
1
歳 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10

14 |
15
19 |
20
歳
以
上 |
合
計 |
咽頭結膜熱
(プール熱)
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0 |
A郡溶血性連鎖球菌感染症
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1
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1
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感染性胃腸炎 |
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1
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1
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1
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1
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2
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2
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1
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2
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1
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水痘 |
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0 |
手足口病
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0 |
伝染性紅斑(リンゴ病)
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1
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1
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突発性発疹
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1
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1
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百日咳
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0 |
風疹
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0 |
ヘルパンギーナ
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0 |
麻疹
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0 |
流行性耳下腺炎
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0 |
RSウイルス感染症 |
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0 |
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【今週のコメント】
京都市内でも雪が積もりました。最高気温も5度を割り、最低気温も氷点下となりました。今季一番の寒波到来です。猛吹雪の影響で各地に交通の乱れ等の影響が出ていますが、この寒波は居座ることなく、幸い長続きはしないようです。
お正月明けの診療では、家族の大人の方からうつったインフルエンザのお子さんがパラパラ。全員A型でした。年末年始の急病診療所では終わるまでに4時間かかったとか、大変な混みようだったそうです。その後1/7から中学校、1/8からは小学校も始まって、集団生活の中で少しずつ広がっています。本格的に増えてくるのは来週の末以降になると思いますが、大きな流行になるでしょうか?国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近5週間(2024年第47週〜2024年第51週)ではAH1pdm09が398件(96%)、AH3亜型が13件(3%)、B型が4件(1%)の順になり、ほとんどがAH1pdm09です。昨年の今頃もまだそんなにインフルエンザは増えてはいませんでしたが、B型の検出は今年よりもずっと多かったので、今までどおりであればB型は今年は流行年ではないはずです。
COVID-19は高校生以上の方が2例でした。昨年と同じような上昇カーブを描いているので、冬の流行が始まりそうです。同時感染も出てくるかもしれません。症状の違いはよく分かりません。咳も鼻水もなく、高熱のみでインフルエンザだったり、COVID-19だったり…。また高熱がでてもどちらも陰性、という方も結構おられます。小さいお子さんは保育園等で流行していたり、家族で感染者がいなければ、まず陰性ですね。大きい方は一体何のウイルスであるのか、よくわかりません。お正月の間に、家で両方検査をして陰性だったので、解熱剤のみを投与して高熱をしのいでいたのですが、受診された時には、とてもひどい状態になっておられて入院が必要になったお子さんもおられました。急病診に行ってもとても混むし、長い休み期間になってしまったので、大変な思いをされてつらかったことと申し訳なく思っています。
休み明けは寒さは峠を越えてくれそうですが、インフルエンザ等は増えてくるのでしょう。しんどい思いをされる方が少なければ良いのですが。 |