[内容] ジフテリア不活性化ワクチン(ジフテリアトキソイド)・・・D、破傷風不活性化ワクチン(破傷風トキソイド)・・・T、百日咳不活性化ワクチン
・・・P、の三種が含まれています。不活化ワクチンとは病原体を加熱やホルマリンによって,感染力や病原性を不活化させたワクチンです。体内に入っても細菌やウイルスは増殖しません。不活化ワクチンは、液性免疫系を刺激することで成立するので、免疫持続が短いです。なので、一定期間で数回接種して基礎免疫を作る必要があります。それ以後も一定の年をおいて追加の接種が必要になります。
発熱については、三種混合ワクチン接種後の当日または翌日におきることがありますが、その頻度は局所の腫れよりも極端に少なく、実際にはあまり見かけません。熱が高いようでしたら、熱冷ましの薬を使ってもかまいません。通常は翌日には解熱しているようです。 DPTワクチンが一時中止になった後、百日咳が大流行したのは、丁度私が大学を卒業した時で、あの時の悲惨な様子は今でも記憶に新しいです。名前のとおり、咳は百日余り続きます。止めることはできません!月齢の小さいお子さんは、原因の分からない無呼吸発作で入院し、それが百日咳だったことも多かったです。今は百日咳はほとんど見られませんが、百日咳菌はまだまだ多く存在します。大人の方の咳の続く風邪?の中にもかなり百日咳の抗体価の上がっている人がいます。生後3ヶ月過ぎたら早くワクチンは受けるようにして下さい。最近は4ヶ月でBCGがあるので、それを受けてから1ヵ月後から始める方が増えましたが、誕生日の関係でできるなら、間に入れることも可能です。ご相談ください。 |