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●花粉情報 No.6(2006年4月17日掲載)
  3月末からヒノキの花粉の飛散が始まっています。スギの花粉の飛散は殆ど見られなくなりました。先月末に急に花粉症の症状がひどくなった方も、今週始めからの雨で、ヒノキの飛散はあまり多くありませんでしたので、一時症状が軽くなられたでしょうが、今週は再び沢山飛びますので、つらい毎日になりそうです。週の中ごろには雨が降るので、少し飛散は減るようですが、まだもう少し飛散は続きますので、しっかり対策をしてください。

花粉飛散量(平成18年2月後期〜4月中期)

●花粉情報 No.5(2006年4月3日掲載)

  昨年よりは飛散量は少ないものの、今が花粉症のピークですね。4月の中旬くらいまでは、続くでしょう。そしてぼちぼヒノキの飛散が始まりだしました。今年は京都はスギの飛散よりも、ヒノキが例年よりも多いという予報でした。いつも今頃から症状が出だす・・・という方が来られています。今からのほうが症状が強くなるかもわかりません。まだまだ、花粉を持ち込まないように気をつけて下さい。

スギの飛散数(昨年度比較)

ヒノキの飛散数(3月末〜4月上旬)

ヒノキの飛散数(昨年度比較)

●花粉情報 No.4(2006年3月20日掲載)
  花粉の飛散量が急激に増えてきました。毎日の飛散量に差はありますが、曇った日にも多く飛んでいます。今年度予測されていたよりも飛散量は多いようです。雨が降る日は飛散は少ないですが、翌日晴れて風が強いと花粉が舞い上がります。明後日以降は飛散は非常に多くなるでしょう。又1日のうちでも、花粉が舞い上がる昼過ぎの「午後1時〜3時」と地表近くに降りてくる日没の「午後5時〜7時」です。この時間帯の外出はできるだけ控えましょう。

花粉飛散量(平成18年2月後期〜3月後期)

  下記に、花粉症患者の数を多い順に、都道府県別にランキングしてみました。京都は19位ですね。1位は山梨、2位は長野、3位は高知でした。各県の地形の様子、スギ植林の数などで決まるのでしょうか?北海道では、森林面積におけるスギ人工林面積は1%以下。道南地域をのぞきスギの分布はほとんどないため、スギによる花粉症患者もまれだといいます。沖縄は山が無く、スギは全くありませんね。花粉症は殆ど無いようです。日本せましといえども地域によって花粉症の実態はずいぶん異なってくるようです。

地域別花粉症患者ランキング
●花粉情報 No.3(2006年3月6日掲載)

  今年はほぼ予想通りに花粉の飛散が始まったようです。京都府は2月22日でした。晴れて気温が上がって風の強い日でした。その後は気温が下がって飛散量は減ったようですが、鼻水や目のかゆみを訴えて、薬を貰いに来られる方はふえましたね。ただやはり、昨年よりも症状は軽い人が多いようです。週末は気温が上がって又花粉は沢山飛びそうです。家の中に持ち込まないように、工夫をしてください。

全国の花粉飛散状況(平成18年3月2日現在)

花粉飛散量(平成18年2月後期〜3月前期)
●花粉情報 No.2(2006年2月13日掲載)
  今年は寒いので、まだあまり花粉症のような症状を訴えてこられる方はありません。毎年花粉症になられる方が、ぼちぼち予防薬を取りに来られています。花粉の飛散開始予測日は次のとおりです。今年はスギ花粉の飛散は少ないという予想です。花粉症で毎年苦しまれる方にとっては、少しはホッとされますね・・。

花粉の飛散開始予測日

●花粉情報 No.1(2006年1月23日掲載)

  昨年の今頃は、今年は花粉が大飛散する・・・ということで、花粉症のことが何処ででも目に入りましたが、今年は寒く、飛散量としてはそれほど多くなさそうですので、あまり話題にはなっていません。しかし、そろそろ予防の必要な時期にはなりますので、少し今年の予想などを書いて見ます。

〔今春の花粉飛散〕
  この春の飛散に影響を与える前年(2005年)の7月の気象状態は、上旬は梅雨前線が西日本付近に停滞した影響で、全般に降水量が多く、気温は平年よりもやや低くなりました。中旬からは梅雨前線が日本海に北上し太平洋高気圧に覆われることが多くなりました。梅雨明けは、四国地方では平年より1日早い7月16日頃、近畿地方は平年より1日早い7月18日頃になり、中旬以降の降水量は少なく、気温も高温に転じました。スギの花芽が形成される傾向が強い7月上旬は、花芽を形成するには不向きな天候になり、ヒノキ科の花芽が形成される7月中旬以降は、花芽を多く形成する天候になりました。また、2005年の11月〜12月にかけて行った実際の着花量の調査でも、スギの花芽は少なく、ヒノキ科の花芽は例年並みであるとの結果となりました。このため、今春の花粉の飛散は、スギは例年より少なく、ヒノキ科は例年並みになると予想されます。(下図参照)。なお、今春の天候次第では予想よりも多くなる(晴れて風が強い日が多い)ことや、逆に少なくなる(雨の日が多い)こともあります。

〔花粉飛散時期〕
  昨年(2005年)は、非常に多く飛散したにもかかわらず、12月の暖かさや1月・2月の冷え込みにより、スギの休眠打破(12月の冷え込みがきっかけとなる)が遅れ、なおかつ花芽の成長も遅れたと考えられ、スギ花粉の飛散開始は例年よりも遅れてしまいました。今年は初冬の冷え込みが厳しかったことや1月・2月の冷え込みは強くないことが予想されているため、休眠打破や今後の花芽の成長も順調であると考えられます。このため、スギ花粉の飛散開始は、例年並みかやや早くなると考えられ、和歌山県南部や徳島県南部など太平洋側は2月10日前後、瀬戸内や京阪神、滋賀・奈良・和歌山北部、日本海側などの近畿地方の北部や中部は、2月20日前後になると考えられます。

スギ花粉飛散数

ヒノキ花粉飛散数

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