麻疹・風疹混合ワクチンの2期の接種が始まりました(06/6/5更新)

麻疹・風疹の混合ワクチンについては、1ヶ月ほど前に書いたところですが、又、変更がありました!!小学校に上がる前の年令でうける2期の接種が、麻疹、風疹を単独で受けている場合は、接種の対象にならない、という項目がはずされました。従って、年長さんの年齢の全員が接種の対症になります。抗体価が落ちてくる、ということは以前から言われていましたので、この年齢の方は、必ず接種をしてください。残念ながら、それより大きい年齢の方は接種対象にはなっていませんが。又、麻疹単独、風疹単独の接種は市町村で経過措置の行われる、任意接種の公費負担、という状態でしたが、これも、以前と同じ定期接種に戻されました。従って麻疹、風疹ワクチンをどちらか一つしか打っておられない場合は単独ワクチンを接種できます。しかし、麻疹、風疹ワクチンを1度も受けていず、2期の年齢には達していないお子さんの場合は市町村の経過措置で、麻疹・風疹混合ワクチンを受けるという形になります。かなりややこしくなってしまいました。どうすればいいのかわからない方は、お問い合わせ下さい。ただし、風疹単独ワクチンは、相変わらず、入手困難です。7月くらいまで、手に入らない、とのことです。下図が、新しい接種スケジュールです。

* D:ジフテリア、P:百日咳、T:破傷風を表す。
* 麻疹ワクチンまたは風疹ワクチンのいずれか一方を受けた者および麻疹または風疹のいずれか一方に罹患したことのある者、あるいは特に単抗原ワクチンの接種を希望する者以外はMRワクチンを接種。
* 60歳以上65歳未満の者であって一定の心臓、腎臓若しくは呼吸器の機能又はヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能の障害を有する者。
* 妊娠中に検査を行い、(HBe抗原陽性、陰性の両方とも)の母親からの出生児は、出生後できるだけ早期及び、生後2カ月にHB免疫グロプリン(HBIG)を接種、ただし、HBe抗原陰性の母親から生まれた児の場合は2回目のHBIGを省略しても良い。更に生後2、3、5カ月にHBワクチンを接種する。生後6カ月後にHBs抗原及び抗体検査を行い必要に応じて任意の追加接種を行う(健康保険適用)。
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