ポリオ不活化ワクチン接種(12/8/13更新)


[不活化ポリオワクチンとは]

(ソークワクチン)イモバックスポリオ
3 種類のポリオウイルス(1 型、2 型、3 型)の病原性を除き、ウイルスの感染力をなくした単独不活化ワクチンです。イモバックスポリオは、1982 年フランスでの発売以降、86 カ国で承認され、ポリオ予防に用いる標準的なワクチンとしての実績を確立しています。

ポリオワクチン写真

[接種回数]

接種回数説明図(生ポリオワクチンを接種した方)

接種回数説明図(生ポリオワクチンを接種していない方)

不活化ワクチンを待っていた方には、やっと始まった、という感想でしょうね。生ワクチンの接種がなくなったので日本の国内でポリオにかかる心配はありません。ポリオ発生国からの輸入ポリオも発生しておりませんので、接種はそんなに急ぐことはないと思われます。
不活化ワクチンは抗体の持続が短い、という欠点がありますので、定期接種化される前に個別で輸入ポリオワクチンを打たれた方は、追加接種の時期は4歳と聞いてこられたと思います。定期接種になって、三種混合ワクチンとスケジュールを一致させるために追加接種は半年以上あけて、1年から1年半後がベスト、ということになりました。もし今後もポリオが世界から絶滅されず、不活化ワクチンの普及から輸入ポリオの発生国が増えるようであれば、5.6歳での追加接種が必要になってくるかもわかりませんね。

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