予防接種法の一部改正について 日本脳炎・麻疹風疹混合ワクチン第4期接種(11/6/13更新)

[日本脳炎ワクチンについて]
今までは3歳〜7歳半の年齢で第1期、9歳〜13歳未満の年齢で第2期、とこの年齢層でのみしか接種はできませんでしたが、積極的に接種を勧奨しないという時期があったため、接種を逃してしまった7歳半〜9歳までの年齢の方も接種ができるようになりました。
また平成7年6月1日〜平成19年4月1日生まれの方については、13歳の誕生日を過ぎても接種できるようになりました。この年齢の者に対する特例措置は、被接種者が20歳未満にある間に第1期、第2期の接種が可能です。この年齢での第2期の接種は、1期接種の終了後、おおむね5年の間隔をおいて接種するのが望ましいです。
積極的勧奨の対象者は、厚生労働省通知に基づき、平成23年度に3歳、4歳になる者。
また、平成23年度に9歳、10歳になる者について、夏休み前に接種勧奨する予定ですので、おそらく学校で問診票が配られるものと思います。

麻疹風疹混合ワクチンの第3期・第4期の接種は今年度、来年度で終了します。高校2年生で海外に行くところが多いので麻疹を輸出しない為に今になってやっと、2年生での接種が認められました。
第3期は集団接種が始まって接種率は上がりましたが、第4期は未だに接種率はひくいままです。沢山の未接種者を残すのでしょうが、終わってからの救済措置は無いのでしょうね…。麻疹が再び増えだした今、もっと接種率を上げるような工夫がいるのですが。他の国のように、外国の留学生にまで無料で接種を行うような制度は日本では生まれないのでしょうか?

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