外陰部膣炎(10/9/27更新)

[症状]
黄色いおりもの、陰部にかゆみ等。
外陰部が赤くはれ、かゆみを伴います。炎症が進むとおむつに黄色いおりものや血の混じったおりものがついたり、においがすることもあります。ただれるので排尿のときにしみて痛がります。

[原因]
外陰部の皮膚や膣に細菌が感染して炎症を起こします。外陰部は汗をかきやすくいつもしめっているために細菌の繁殖に適したところです。本来膣には自浄作用があり、雑菌が繁殖しにくくなっているのですが、子供ではまだこの作用が十分でありませんので、外陰部を清潔にしておかないとこの病気になってしまいます。

[治療]
症状がひどくなければ、入浴の際にせっけんでやさしく洗い、よくすすぐようにすれば治ります。
症状が強い場合は、抗生物質の入った軟膏を塗布します。飲み薬が処方されることもあります。
オムツ交換や下着交換をまめにおこない、排便後は必ず前から後ろに拭きます。

普段から外陰部をよく洗って清潔にしておきましょう。赤ちゃんの場合は陰唇が閉じていますので、中もきれいにしてあげて下さい。
3歳健診の尿検査で蛋白や潜血が(±)程度でひっかかる時には、この状態であることもあり、例えば風邪で入浴できていなかったことが原因であったりします。、排尿後自分で拭いて処理するようになっていますので、きちんときれいにできているかどうか等、一度確認してあげて下さい。

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