[原因] 乳頭腫ウィルス(パピローマウィルス)の感染によってできます。 皮膚の小さな傷や、粘膜にこのウィルスが入り込んで増殖するもので、ウィルス の分類から現在67型に分けられています。(この中で人間に感染するもの はあまりありません。)ウィルスの型によって臨床像が異なり、尋常性疣贅、 青年性扁平疣贅、尖圭コンジローム、ミルメシア疣贅といったものに分けられ ます。当然ウィルスによる感染ですから伝染しますが、このウィルス自体大変 弱いものですから免疫力の強い人にはほとんど感染しません。 [症状] いぼの先端部は、上からみると小さいブツブツが見えます。表面近くまで血管がきていますので、傷つけると出血することもありますし、血管が詰まって黒くブツブツが見えることもあります。 尋常性疣贅・・・最初は表面光沢のある皮膚色の皮疹で、増大するとと もに表面が粗くなって灰白色になってきます。削ると容易に出血します。子供
には基本的に魚の目はできませんので、足底のウオの目と思われているものは ほとんどが疣贅です。 子どもに多い、ミズイボとこのイボは、ウイルスが原因という意味では似ていますが、全く違うウイルスによっておこりますので、違う病気だと考えて下さい。どちらも有効な治療が無い、ということは同じで、気長に待てば自然に治りますので、感染しないようにを気を憑ければ良いかと思います。 |